障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援A型

躁うつの方が処方薬の用量を守らず副作用が出た事例

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

躁うつ病の方が処方薬の用量を守らず副作用が出た。

Tさんの障害による症状だと思い込みをしていたのが、事実の発見が遅れてしまった原因だと思います。ただ異常を発見してから素早く行動し最悪の事態を避けれたのは良かったと思います。

今回の事例は「Tさんは躁うつだからこういう症状が出ているんだ」「雇用契約を結んでいるのだから居眠りは注意するべき」という固定観念が事実の発見が遅れた原因です。居眠りが始まった早い段階で「以前は真面目だったのになぜだろう」と疑問に思い、本人と直接「なぜ居眠りをしてしまうのか、何か困りごとがあるのか」について面談を行う必要があったと思います。利用者に少しでも異変を感じた時点で、心配し寄り添ってすぐに面談やコミュニケーションを取ること、担当の相談員と連携することが今後のトラブルの回避につながると思います。

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トラブルが起きた背景

躁うつのTさんは入所したばかりの頃は真面目でしたが、2か月ほど経った頃から午前中はいつもぼーっとした様子で、居眠りを繰り返していたので指導員の注意も増え、Tさんも注意に対して不満そうな表情で返すようになりました。夕方からはかなり元気になるので、最初は躁うつの症状が関係していると考えていました。しかし掃除のお仕事をしている時の事、目を離した隙にTさんが椅子にもたれかかり動けなくなっている状態で見つかりました。声を掛けると「眠すぎて」との事だったので、すぐに事務所のベッドで休ませて血圧を測りました。すると低血圧状態になっていたのです。数分後落ち着いたTさんに話を聞くと、元々高血圧だったため血圧を下げる薬をもらっていたが、自分で調整し増やして飲んでいた事がわかりました。その後すぐに医者に相談するように伝え、数日後には居眠りもなくなり元気になっていきました。

対応者の中での対応

Tさんの障害による症状だと思い込みをしていたのが、事実の発見が遅れてしまった原因だと思います。ただ異常を発見してから素早く行動し最悪の事態を避けれたのは良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回の事例は「Tさんは躁うつだからこういう症状が出ているんだ」「雇用契約を結んでいるのだから居眠りは注意するべき」という固定観念が事実の発見が遅れた原因です。居眠りが始まった早い段階で「以前は真面目だったのになぜだろう」と疑問に思い、本人と直接「なぜ居眠りをしてしまうのか、何か困りごとがあるのか」について面談を行う必要があったと思います。利用者に少しでも異変を感じた時点で、心配し寄り添ってすぐに面談やコミュニケーションを取ること、担当の相談員と連携することが今後のトラブルの回避につながると思います。

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