介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

介助中にスタッフが利用者からセクハラ行為を受けた事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

介助中にスタッフが利用者からセクハラ行為を受けた。

セクハラには強めの口調で注意して良いと言われていましたのでMさんを便座に座らせた後で私は「そういうことをすると奥さんに言いますよ、セクハラをする方は施設に通えなくなりますよ」とかなりキツく注意しました。担当のケアマネージャーさんに報告すれば他の施設にもなかなか通えなくなってしまうことも話すとMさんは「いや、ごめんなさい。かあちゃんには言わないで」と謝ってきたのでその時はご家族に知らせる事なく済ませました。やはり家族に知られるのは怖かったみたいですし普段から奥様の事を怖がっている方でしたので、その日からMさんのセクハラは無くなりました。 いけない事はいけないと強めに本人に伝えられた事、それをMさん自身が理解して納得されたことが本当に良かったと思います。 実際に強く言えずに何度も繰り返し同じ方からの被害に遭う職員もいます。

これはケアマネージャーや施設相談員の業務になりますが、入所や通所の前にご本人様にも「やってはいけない事」をしっかり伝えておくことが大事だと思います。 決められた場所以外での喫煙や職員に対する暴力行為などは退所の条件としてご家族や本人に伝わっているようですが、セクハラ行為に対しての説明はあまりされていないような気がします。また職員によっては厳しく言えなかったり、黙って我慢してしまうこともあるので徹底した対応が必要だと思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

76歳の男性利用者Mさんは私のことをとても気に入ってくださっていました。介護施設内でも職員と利用者の相性はあり、どうしても苦手な利用者さんや特に親しくなってしまう利用者さんはいるものです。Mさんは車椅子で過ごされ手すりがあればほんの数秒なら立位のとれる方でした。トイレに行きたくなると遠くからでも「おーい」と呼ばれることが多く、個室トイレまで車椅子を押して介助していました。ある日もトイレ内でズボンを下ろすお手伝いをしているとMさんが私の胸を触っていました。私は両手を使ってズボンを下ろしている最中、しかも転倒されないように体でもMさんを支えていましたので抵抗できませんでした。それまでにも何度もトイレ介助を行っていましたが露骨に触られたのは初めてです。しかも偶然触れてしまったとは言い難い触り方でしたので、最初は混乱しましたがすぐに怒りが湧いてきました。

対応者の中での対応

セクハラには強めの口調で注意して良いと言われていましたのでMさんを便座に座らせた後で私は「そういうことをすると奥さんに言いますよ、セクハラをする方は施設に通えなくなりますよ」とかなりキツく注意しました。担当のケアマネージャーさんに報告すれば他の施設にもなかなか通えなくなってしまうことも話すとMさんは「いや、ごめんなさい。かあちゃんには言わないで」と謝ってきたのでその時はご家族に知らせる事なく済ませました。やはり家族に知られるのは怖かったみたいですし普段から奥様の事を怖がっている方でしたので、その日からMさんのセクハラは無くなりました。
いけない事はいけないと強めに本人に伝えられた事、それをMさん自身が理解して納得されたことが本当に良かったと思います。
実際に強く言えずに何度も繰り返し同じ方からの被害に遭う職員もいます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

これはケアマネージャーや施設相談員の業務になりますが、入所や通所の前にご本人様にも「やってはいけない事」をしっかり伝えておくことが大事だと思います。
決められた場所以外での喫煙や職員に対する暴力行為などは退所の条件としてご家族や本人に伝わっているようですが、セクハラ行為に対しての説明はあまりされていないような気がします。また職員によっては厳しく言えなかったり、黙って我慢してしまうこともあるので徹底した対応が必要だと思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ