介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
介護士の特別扱いが利用者の個人的な要求を招いた事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
介護士の特別扱いが利用者の個人的な要求を招いた。
上司に相談し、上司からできないことを説明してもらったことで要求は収まった。
出来る範囲内でのお願いや困りごとには答えるべきだが、一人の職員に偏らないようにスタッフ一同で対応することが大切。
トラブルが起きた背景
Aさんは数年前に旦那さんに先立たれ愛犬と一緒に暮らしていました。
糖尿病と足腰の痛みがあり思うように体が動かないながらも、買い物以外の家事や愛犬のお世話はご自分でされていました。
Aさんの明るい性格と同じ犬好きということもあり私たちはすぐに打ち解けました。
プロの介護士ならばご利用者さんには平等に接するべきなのですが、親近感があり自分でも知らず知らずのうちに必要以上に気軽に接するようになっていました。
その結果「足のやすり掛けをしてほしい」「肩を揉んでほしい」など私にしか頼まない小さな要求が増えていき徐々にエスカレート。
「仕事のあと犬のおやつを買って来てほしい」「個人的な電話番号を教えてほしい」などデイサービス介護士の枠を超えた個人的な要求が増えていきました。
対応者の中での対応
やんわりとお断りをしていました。
でもAさんに嫌われるのが怖いという気持ちがあり、なかなかハッキリとお断り出来なかった為要求は収まらず。
自分一人では精神的にも抱えきれなくなり上司に相談しました。
上司からAさんにデイサービスの職員が出来ること、出来ないこと、やってはいけないことなどを説明していただき個人的な要求は収まりました。
私自身も必要以上に気軽に接することは控えて他ご利用者様と平等に接するように心がけています。
親近感を持って安心してデイを利用して頂けたことは良かったですが、特別な態度で接したことでこの人は何でもしてくれるという誤解を招いてしまいました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
デイサービス利用中に出来る範囲内でのお願いや困りごとには答えるべきですが、一人の職員に偏らないようにスタッフ一同で対応していきたいです。
デイサービスの介護士の枠を超えた要求には、誤解を招かないようその場でハッキリと丁寧にお断りしたいと思います。
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