介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

利用者がデイサービスの電気治療器でやけどした事例

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱa

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

利用者がデイサービスの電気治療器でやけどした。

背中のやけどの状態は赤く水泡になっておりBさんに、背中やけどをしているけどどうしたの?と聞いてもわからない、デイサービスでいつも背中に電気を当てていると話されました。 娘さんからデイサービスに連絡し背中にやけどができている。 電気を当てた時のやけどではないかとクレーム確認が入りました。 デイサービスでは椅子の背もたれに電気のホットパックを当て、スイッチを入れると15分温まります。 そのことが原因のやけどかは、職員も背中を確認していなかったのではっきりとした原因かは不明でした。 悪い点は、慣れてきた人は15分して終了しても自分でスイッチを入れて再度利用されている人もいます。 特に職員がばたばたしていると、利用者は勝手に15分以上電気を当てていることもありました。

デイサービスによっては、電気療法を取り入れている所もあります。体に触れることなので機械の使用管理は決められた通りに使用することは重要です。 特にBさんは糖尿病という現病歴があり糖尿病の方は「低温やけど」を起こしやすく傷も治りにくい。糖尿病がある場合、神経障害が進行すると皮膚の温度に対する感覚が鈍るため、暖房器具を高めに設定したり必要以上長時間にわたって使用してしまったりなど、糖尿病でない人と比べて低温やけどを起こしやすいと言われています。 また糖尿病の方は傷が治りにくいので怪我をしない様に注意は必要です。 利用者1人1人の疾患や、認知症なども介護をする人は理解しその中でのリスク・事故につながる要因も考えながらケアにあたることは重要です。電気治療器は規定時間に使用、使用前使用後の患部の確認記録を残す様にしないといけません。今回家人には謝罪し今後の対応を説明させて頂きご理解して頂けました。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Bさん 80歳 糖尿病 下肢の低下 軽度の認知障害で通所介護を利用されています。
話好きで、自分が思う様にならないと怒りだす性格です。
要介護1の認定を受けデイサービスに週に3回行かれています。
自宅におられる時は、ご主人と自宅前にある畑の作業やテレビを見ながら過ごされています。
軽度の認知症もあり、ご主人がその都度指示をしながらの生活です。
Bさんはデイサービス時、午前中は体操、入浴。午後からの自由時間はデイサービスにあるマッサージ機や腰を温める電気を利用しています。
ある日娘さんが自宅でBさんが着替えをしている様子を見ていたら、背中にやけどがある事に気がつきました。
娘さんからデイサービスでのやけどをしているとクレームになりました。

対応者の中での対応

背中のやけどの状態は赤く水泡になっておりBさんに、背中やけどをしているけどどうしたの?と聞いてもわからない、デイサービスでいつも背中に電気を当てていると話されました。
娘さんからデイサービスに連絡し背中にやけどができている。
電気を当てた時のやけどではないかとクレーム確認が入りました。
デイサービスでは椅子の背もたれに電気のホットパックを当て、スイッチを入れると15分温まります。
そのことが原因のやけどかは、職員も背中を確認していなかったのではっきりとした原因かは不明でした。
悪い点は、慣れてきた人は15分して終了しても自分でスイッチを入れて再度利用されている人もいます。
特に職員がばたばたしていると、利用者は勝手に15分以上電気を当てていることもありました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

デイサービスによっては、電気療法を取り入れている所もあります。体に触れることなので機械の使用管理は決められた通りに使用することは重要です。
特にBさんは糖尿病という現病歴があり糖尿病の方は「低温やけど」を起こしやすく傷も治りにくい。糖尿病がある場合、神経障害が進行すると皮膚の温度に対する感覚が鈍るため、暖房器具を高めに設定したり必要以上長時間にわたって使用してしまったりなど、糖尿病でない人と比べて低温やけどを起こしやすいと言われています。
また糖尿病の方は傷が治りにくいので怪我をしない様に注意は必要です。
利用者1人1人の疾患や、認知症なども介護をする人は理解しその中でのリスク・事故につながる要因も考えながらケアにあたることは重要です。電気治療器は規定時間に使用、使用前使用後の患部の確認記録を残す様にしないといけません。今回家人には謝罪し今後の対応を説明させて頂きご理解して頂けました。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ