介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

利用者がデイサービスへの送り出しを拒否した事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者がデイサービスへの送り出しを拒否した。

Kさんが障子を閉めてしまい玄関の鍵も閉まっていたため、サービス提供責任者に連絡し状況を伝えました。何とか応答していただけるようにと指示されたので、根気強く声をかけ、何度も玄関のベルを鳴らすなど続けていましたが無反応でした。 障子が開いたのはわずかな時間でした。そのわずかな時間にKさんは拒否の反応を示されただけであり、あの時間内で前向きな反応を得たり、お気持ちを変えていただくのは非常に困難だと思います。

ご家族とあらかじめ相談しておき、お許しをいただけるなら鍵をお預かりするか、どこかへ隠すなどして介護職員が室内へ入れるように段取りをしておければ、良かったのではないかと思います。ご家族はKさんの日中独居や転倒を心配しておられたので、もしもの時のことを考慮し、ご本人の状況を確認できるような対策を立てておく必要があると思います。

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トラブルが起きた背景

Kさんは息子様、孫息子様と3人で暮らしておられます。息子様たちはお仕事へ出発する時間が早く、整容や送り出しができないとのことでヘルパーの訪問を依頼されました。週に4回通所サービスを利用しておられます。2回はデイサービスへ、あとの2回はデイケアサービスへ通所しておられました。日中独居となり、軽度の認知症があることと、リウマチによる転倒の危険をご家族が心配され週に4回通所されることになりました。ヘルパーが朝8時前に訪問し、サービス提供責任者とご家族とで決めた通り縁側から声をかけ、訪問していました。その朝も縁側からいつものように声かけると、Kさんは障子を開けてくださったものの、手を振りそのまま障子を閉めてしまいました。鍵も閉まっていました。玄関へ回り呼び鈴を鳴らしても応答はなく鍵も閉まっていました。お迎えの時間となり、デイサービスの職員さんがお迎えにきたので状況をお話しし、一緒に縁側から声をかけてもガラスを叩いても応答なく、玄関の呼び鈴を鳴らしても反応なく結局デイサービスはお休みとなりました。

対応者の中での対応

Kさんが障子を閉めてしまい玄関の鍵も閉まっていたため、サービス提供責任者に連絡し状況を伝えました。何とか応答していただけるようにと指示されたので、根気強く声をかけ、何度も玄関のベルを鳴らすなど続けていましたが無反応でした。
障子が開いたのはわずかな時間でした。そのわずかな時間にKさんは拒否の反応を示されただけであり、あの時間内で前向きな反応を得たり、お気持ちを変えていただくのは非常に困難だと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

ご家族とあらかじめ相談しておき、お許しをいただけるなら鍵をお預かりするか、どこかへ隠すなどして介護職員が室内へ入れるように段取りをしておければ、良かったのではないかと思います。ご家族はKさんの日中独居や転倒を心配しておられたので、もしもの時のことを考慮し、ご本人の状況を確認できるような対策を立てておく必要があると思います。

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