介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者がデイサービス利用を拒否し家族が困った事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
利用者がデイサービス利用を拒否し家族が困った。
ケアマネと長男夫婦で話し合いが行われました。 便を壁につけたりと不潔行為もあり、奥さんが最近疲れているとのことでした。 奥さんが施設への入居を希望されましたが、空きがなかったためサ高住への入居を勧めました。 居住にあたっての手続きを進めている最中にご本人が肺炎で緊急搬送され、そのまま亡くなったとのことでした。 デイサービスへの拒否があったものの、以前は楽しそうにご利用されていました。 足腰が不自由になっても、認知症が進んでも利用しやすい環境を整えて最期までケアができれば良かったなと悔いが残っています。 ご本人の拒否がある際に、ご家族は行ってもらいたいという意向がある。 どちらを優先するべきかというとご本人の意向だと思っていましたが、良好な家族関係を保つためには家族の思いを尊重することも考えなければいけなかったなと思います。
車椅子を利用したり、機械浴を利用したりとお身体が不自由な方でも快適に過ごすための工夫を日頃から考えたいと思いました。 亡くなる直前まで楽しかったと言ってもらえるような環境作り、職員の声掛けや援助の方法についても研修等を通じて考えていきたいです。
トラブルが起きた背景
Yさんは自宅でご家族さんと生活されており、週2回のデイサービスの利用を楽しみにされていました。
認知症の進行と足腰の不自由さが進行しており、徐々にデイサービスの利用を渋られることが増えました。
Yさんが「行きたくない。」と玄関先で言った際には無理に利用は勧めずに利用中止にすることになっていました。
ある日、長男の奥さんから「ただでさえ忙しくて大変なのに、デイサービスくらいは行ってちょうだい。」と強い口調でYさんに怒られることがありました。
自宅でも不穏な空気になっているようで、本人も居場所がないと困っていると送迎時に長男さんから相談がありました。
対応者の中での対応
ケアマネと長男夫婦で話し合いが行われました。
便を壁につけたりと不潔行為もあり、奥さんが最近疲れているとのことでした。
奥さんが施設への入居を希望されましたが、空きがなかったためサ高住への入居を勧めました。
居住にあたっての手続きを進めている最中にご本人が肺炎で緊急搬送され、そのまま亡くなったとのことでした。
デイサービスへの拒否があったものの、以前は楽しそうにご利用されていました。
足腰が不自由になっても、認知症が進んでも利用しやすい環境を整えて最期までケアができれば良かったなと悔いが残っています。
ご本人の拒否がある際に、ご家族は行ってもらいたいという意向がある。
どちらを優先するべきかというとご本人の意向だと思っていましたが、良好な家族関係を保つためには家族の思いを尊重することも考えなければいけなかったなと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
車椅子を利用したり、機械浴を利用したりとお身体が不自由な方でも快適に過ごすための工夫を日頃から考えたいと思いました。
亡くなる直前まで楽しかったと言ってもらえるような環境作り、職員の声掛けや援助の方法についても研修等を通じて考えていきたいです。
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