介護施設の事例
施設名: その他
利用者がポケットティッシュに強いこだわりを持った事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
利用者がポケットティッシュに強いこだわりを持った。
こだわりから遠ざけることではなく、こだわっているポケットティッシュ自体に対策を講じたのが良かったと思います。またポケットティッシュポーチもデザインに工夫したりと、視覚的な部分からアプローチをかけた対策も良かったです。
こだわりの強い利用者は、家庭でもトラブルを頻繁に起こします。今回のポケットティッシュなどは日常的に使われる物であり、衣服のポケットに入れて使う場面が多い為、特に家庭でのトラブルに繋がりやすかったと思います。こだわっている限りその物自体から興味をそらすか、また物自体に工夫を施してトラブルを避けることが対策として挙げられますが、興味をそらすには、最終的にはどんな形であっても利用者自身を「納得」させるわけなので、解決に導くまでに時間がかかる場合もあります。ポケットティッシュのように日常的に使う物に関しては「ポケットティッシュ自体」に対策をとる方が対策を練りやすいです。こだわっている物の用途等をしっかりと考慮した上で対策をとると良いでしょう。
トラブルが起きた背景
利用者のMさんはこだわりが強い方で、対象の物が頻繁に変わります。今回はポケットティッシュへ強いこだわりを見せるようになった時のお話をします。ポケットティッシュにこだわり始めたMさんは、自宅から持参する数が日を追うごとに増えました。家庭でもポケットティッシュを肌身離さず持ち歩き、ポケットに入れたまま洗濯をした日や、事業所の利用者が間違って勝手に使用してしまった日は、親や支援者を叩いたりと困った状態が続きました。そこで「衣服のポケットに入れる用」のポケットティッシュポーチと「日常で使う用」のポケットティッシュポーチと、入れ物を2種類作りました。2種類とも全く異なるデザインのポーチを用意し、周囲の利用者にも視覚的に分かりやすいように考慮しました。その結果不穏につながるトラブルは激減しました。
対応者の中での対応
こだわりから遠ざけることではなく、こだわっているポケットティッシュ自体に対策を講じたのが良かったと思います。またポケットティッシュポーチもデザインに工夫したりと、視覚的な部分からアプローチをかけた対策も良かったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
こだわりの強い利用者は、家庭でもトラブルを頻繁に起こします。今回のポケットティッシュなどは日常的に使われる物であり、衣服のポケットに入れて使う場面が多い為、特に家庭でのトラブルに繋がりやすかったと思います。こだわっている限りその物自体から興味をそらすか、また物自体に工夫を施してトラブルを避けることが対策として挙げられますが、興味をそらすには最終的にはどんな形であっても利用者自身を「納得」させるわけなので、解決に導くまでに時間がかかる場合もあります。ポケットティッシュのように日常的に使う物に関しては「ポケットティッシュ自体」に対策をとる方が対策を練りやすいです。こだわっている物の用途等をしっかりと考慮した上で対策をとると良いでしょう。
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