介護施設の事例

施設名: サービス付き高齢者向け住宅

利用者が他者からのコールに対応し窃盗を疑われた事例

対応者

対応者

対応者 アルバイト

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

利用者が他者からのコールに対応し窃盗を疑われた。

MさんにつかみかかるAさんを引き離し共に部屋に誘導しました。Aさんは認知症があるのでとにかく落ち着かせました。Mさんはとても気持ちが沈んでいましたので、こちらが早急に対応ができなかったことを謝罪しました。 どちらにも怪我がなかったのは幸いでした。悪かった点は、職員不足により早急にコール対応できなかった点です。また、Mさんの気持ちのケアも十分にできず精神科を受診するに至りました。

慢性化している人手不足を解消しなければ、今回のような新たなトラブルを起こす引き金になるのだと痛感した出来事でした。利用者の精神状態や介護状態をわかっていない利用者同士の関わりは危険なので、職員の目が届かないところでの関わりがないように見守れるだけの人員配置をすべきです。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Mさんは施設利用が10年ほどと、とても長く施設で過ごしていらっしゃる方です。繊細で優しい性格で職員に対しても他の利用者に対しても気を遣ってくださる方で、割と自立しているのでこちらとしては対応しやすい方です。繊細で優しい性格のため、他のことも気になると放っておけない性格が災いし起きたトラブルがありました。
介護施設の職員不足は常態化しているのが現実でそれが引き起こしたトラブルです。その日は特に人手不足でなかなか利用者からのコールにも対応できない状況が続いていました。Mさんは他の個室から何度も聞こえるコールに耐えきれず、コールした方(ここではAさんとします)の部屋へ行き話を聞き職員に伝えにきてくれました。部屋に戻ったMさんでしたが、コールがまだ続いていることにしびれを切らしコールしたAさんの部屋に再度行き様子を見てくれました。すると不穏状態だったAさんが「物がない!Mさんが盗んだ!」と勘違いしMさんの服や髪を引っ張るなどのトラブルに発展しました。慢性的に軽いうつ状態にあるMさんはとても落ち込み家族との面会もできない状態となりました。
職員がAさんのコールにすぐに対応していればこのようなトラブルには発展しなかった出来事で、施設としても大変反省するトラブルでした。

対応者の中での対応

MさんにつかみかかるAさんを引き離し共に部屋に誘導しました。Aさんは認知症があるのでとにかく落ち着かせました。Mさんはとても気持ちが沈んでいましたので、こちらが早急に対応ができなかったことを謝罪しました。
どちらにも怪我がなかったのは幸いでした。悪かった点は、職員不足により早急にコール対応できなかった点です。また、Mさんの気持ちのケアも十分にできず精神科を受診するに至りました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

慢性化している人手不足を解消しなければ、今回のような新たなトラブルを起こす引き金になるのだと痛感した出来事でした。利用者の精神状態や介護状態をわかっていない利用者同士の関わりは危険なので、職員の目が届かないところでの関わりがないように見守れるだけの人員配置をすべきです。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ