介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者が飲酒状態でデイサービスを利用し暴れた事例
対応者
対応者 生活相談員/男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
利用者が飲酒状態でデイサービスを利用し暴れた
施設長とケアマネに報告し、帰宅してもらった。その後、契約解除となった
利用者、家族に飲酒について周知、トラブルを想定した研修の実施、適切な判断ができる人材配置が重要
トラブルが起きた背景
Fさんは普段独居で生活しています。家事はヘルパーが行い、週3回デイサービスを利用していました。
ある日、自宅で飲酒後にデイサービスを利用しました。
朝から飲酒していたようです。
契約上、飲酒を伴ってのサービス利用は禁止しています。
その旨本人に伝え、帰宅するように促したところ大声を上げて騒ぎ、職員に暴行しました。
暴行された職員は瀬戸物のコップで頭を殴られ、顔につばを吐きかけられました。
対応者の中での対応
生活相談員から施設長に状況を相談、外部の担当ケアマネに連絡し状況を報告しました。
職員へ暴行したFさん本人には相談員から飲酒を伴うデイの利用はできない旨伝え、帰宅していただきました。
その後、相談員、施設長、担当ケアマネとで担当者会議を開き契約解除となりました。
なお施設長は「利用回数の多い方なので、契約は切りたくない」とあるまじき発言をしました。
私はFさんから暴言、暴行を直接受けました。
色々な思いや痛みはありましたが、職員としての理性を保ち最後まで感情的にならずに対応できたのが良かった点です。
悪かった点は、飲酒を伴う利用禁止を利用者及び家族にもっと周知させておけば良かったことです。
施設長は、その資質を持った人材を配置するべきだと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後、このような事が起こらないよう利用開始前や日頃からサービス内容の確認を行うことが必要です。
万が一トラブルが起きてしまった場合を想定し、対応の研修を行っておくことは有益と思います。
有事の際、施設長の判断が試されると思いました。
利己的ではなく、施設として何が一番必要な判断なのかを的確に判断できる人材配置が必須と感じました。
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