介護施設の事例

施設名: 看護小規模多機能型居宅介護

利用者家族が夜間訪問看護を依頼するも改善に至らない事例

対応者

対応者

対応者 ケアマネージャー(介護支援専門員)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 B2

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者家族が夜間の訪問看護を依頼するも状態の改善に至らない。

発作が起きて訪問看護を依頼した後、すぐに自宅に向かって対処して頂けました。看護師はすぐにサクションをして痰を吸引しましたが方法が悪かったのか、鼻から出血してしまい痰を完全に吸引できない内に引き上げてしまいました。その後何とか自力で排痰出来て事なきを得たようです。 入院を拒否していたBさんの意思を尊重し、普段観察して頂いている訪問看護に対応して頂きましたが、結果状態を悪化させてしまいました。緊急性を伴うものでもあるので、救急搬送して頂くことも視野に入れれば良かったと反省しています。

今回のBさんの鼻の出血は、Bさんの鼻の粘膜が弱かったこと、サクションの管が少し硬く太いものを使っていたことなどが挙げられると、訪問看護の方から報告を頂きました。 医療処置までケアマネージャーがマネジメントすることは滅多にないことだとは思いますが、痰が貯留し発作的な出来事が起こることは想像できたことだと思います。ご家族様からも鼻をかんだらすぐに血が出ることも以前に聴取していたことから、月1回の訪問看護師ともっと連携を取るべきだったと反省しています。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

慢性閉塞性肺疾患を抱えているBさんは、在宅酸素療法を受けながら、自宅生活を娘さんと二人で継続しています。Bさんは呼吸器の疾患により何度か入退院を繰り返している状態で、最近状態が安定し自宅での生活を3か月ほど継続できていました。入院先の病院での介護方法などに不満を持っていたBさん。「今後はできるだけ入院したくない」という言葉が口癖となっていました。ご家族様もその意見に同調され、入院しないで自宅で看取りたいという希望を持っていました。そのため訪問看護を月1回利用し、状態の観察を行ってもらえるように調整しました。ある日のこと、何が原因かは分かりませんが急に痰の貯留があり、咳込みが1時間以上続いたBさん。ご家族様は夜間の訪問看護を私に依頼し、すぐに訪問看護スタッフが自宅に駆け込みました。その際の看護師の対応で後日訪問看護に対してクレームの電話がありました。

対応者の中での対応

発作が起きて訪問看護を依頼した後、すぐに自宅に向かって対処して頂けました。看護師はすぐにサクションをして痰を吸引しましたが方法が悪かったのか、鼻から出血してしまい痰を完全に吸引できない内に引き上げてしまいました。その後何とか自力で排痰出来て事なきを得たようです。
入院を拒否していたBさんの意思を尊重し、普段観察して頂いている訪問看護に対応して頂きましたが、結果状態を悪化させてしまいました。緊急性を伴うものでもあるので、救急搬送して頂くことも視野に入れれば良かったと反省しています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回のBさんの鼻の出血は、Bさんの鼻の粘膜が弱かったこと、サクションの管が少し硬く太いものを使っていたことなどが挙げられると、訪問看護の方から報告を頂きました。
医療処置までケアマネージャーがマネジメントすることは滅多にないことだとは思いますが、痰が貯留し発作的な出来事が起こることは想像できたことだと思います。ご家族様からも鼻をかんだらすぐに血が出ることも以前に聴取していたことから、月1回の訪問看護師ともっと連携を取るべきだったと反省しています。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ