介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

統合失調症の方が他利用者に手を上げかけた事例

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

統合失調症の方が他利用者に手を上げかけた。

大声に気付いて、駆け寄り手を上げた瞬間で手を押さえ止めることが出来ました。Aさんはまだ大声を出し続け、周りの利用者様に配慮して別室に行ってもらい事情を聴きました。手を上げられそうになった利用者様は驚いていて、他の職員が対応してとりあえずお茶で一息ついてもらい事情を聴きました。 良かった点は、スタッフがそろっていた日だったので、それぞれ対応して周りの利用者様にあまり動揺を与えずに済んだところ。悪かったのは、精神疾患があり、このような症状があるという事をフェイスシート等で周知しきれていなかったこと。原因はたわいのない世間話でしたが、若い頃から入退院を繰り返しあまり社会経験の少ないAさんにとっては、他の利用者の人生に嫉妬したところがあったようです。職員が間に入って、うまく話を切り替えるとかAさんが主役になる話に持っていくことも必要だったかと思う。

精神疾患の知識をスタッフ研修等で身につけ、他の利用者様以上に言動や行動に注意して、人に対する攻撃をしないように早く対処すること。また、グループホーム職員から身体的な連絡事項しか聞いていなかったので、精神状態も合わせて聞きその日の配慮事項にする。

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トラブルが起きた背景

Aさんは糖尿病を患っていて、病状は服薬と食事療法で落ち着いています。しかし、20代で統合失調症を発症して入退院を繰り返し、50代で障害のグループホームに入居したものの食事・排せつ・運動機能の面で日常生活が困難になり週2日通所介護を利用することになりました。精神疾患という事で、受け入れ先がなかなか決まらなかったようですが、当事業所で受け入れることになりました。レクが一段落したころ、他の利用者様とちょっとしたことで口論になり、異常にカッとなり手を振り上げました。

対応者の中での対応

大声に気付いて、駆け寄り手を上げた瞬間で手を押さえ止めることが出来ました。Aさんはまだ大声を出し続け、周りの利用者様に配慮して別室に行ってもらい事情を聴きました。手を上げられそうになった利用者様は驚いていて、他の職員が対応してとりあえずお茶で一息ついてもらい事情を聴きました。
良かった点は、スタッフがそろっていた日だったので、それぞれ対応して周りの利用者様にあまり動揺を与えずに済んだところ。悪かったのは、精神疾患があり、このような症状があるという事をフェイスシート等で周知しきれていなかったこと。原因はたわいのない世間話でしたが、若い頃から入退院を繰り返しあまり社会経験の少ないAさんにとっては、他の利用者の人生に嫉妬したところがあったようです。職員が間に入って、うまく話を切り替えるとかAさんが主役になる話に持っていくことも必要だったかと思う。

今後同じ事例が起きた時の対処法

精神疾患の知識をスタッフ研修等で身につけ、他の利用者様以上に言動や行動に注意して、人に対する攻撃をしないように早く対処すること。また、グループホーム職員から身体的な連絡事項しか聞いていなかったので、精神状態もあわせて聞きその日の配慮事項にする。

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