介護施設の事例
施設名: 訪問入浴介護
訪問入浴時に利用者の耳に水が入り中耳炎になり苦情が入る事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 C1
認知症の状況 Ⅱb
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
訪問入浴時に利用者の耳に水が入り、中耳炎になったと苦情
いつもと違うメンバーでの訪問入浴を実施したため、応援職員に管理者から情報が伝わっておらず不十分な対応であった
細かい所まで配慮し安全に入浴介助をする必要がある
トラブルが起きた背景
Wさんは90歳です。
脳梗塞発症後、四肢拘縮がひどく訪問入浴を利用することになりました。
訪問入浴は3名の職員で自宅内に浴槽を運び入れ、室内での入浴ができるサービスです。
寝たまま入浴ができるため、拘縮がひどくても入浴での保清ができます。
そのため、Wさんの娘から訪問入浴を開始してほしいと連絡がありました。
1名は看護師の資格がある職員がおり、入浴前と入浴後にバイタル測定をします。
訪問入浴は2チームあり、訪問するエリアによりどちらのチームが行くのかを分けています。
曜日により行くコース、行くメンバーはほぼ同じなので利用者の状況が把握しやすいようになっていましたが、この日は職員の子供さんの熱により訪問入浴以外の職員が応援に入り回りました。
いつもと違うメンバーでの訪問入浴を実施。
入浴後2日後に家人から、耳に水が入り中耳炎になっているとの連絡が入りました。
対応者の中での対応
Wさんは拘縮でやや右に傾かれており、洗髪時は耳がつからない様に注意しながら介助をしていました。
ですが、急なT応援職員にO入浴部管理者から情報が伝わっておらず、洗髪時のシャワーの水が耳に入りました。
すぐにタオルで拭いたとのことでしたが、耳に水が入り炎症を起こしてしまいました。
訪問入浴はチーム編成をしているので利用者の状態は把握していますが、今回のように急な職員の休みによりメンバーが変更をする事もあります。
応援に来た職員には事前に利用者の状況は伝達し、利用者の状況を理解してケアをする必要があります。
今後同じ事例が起きた時の対処法
訪問入浴をされる利用者は麻痺、拘縮、気管切開、ペグなど重度者が多く、何かあっても訴えられる人は少ない状態です。
職員は細かい所まで配慮し安全に入浴介助をする必要があります。
アセスメント、ケアプランを確認し、本人の身体状況ケアを誰が行っても同じようにできることは重要です。
今回受診、治療代は保険対応で謝罪。
今後の対応についてはリスク管理をし、再教育が行われました。
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