介護施設の事例

施設名: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

スタッフが利用者の方言を理解できない事例

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

スタッフが利用者の方言を理解できない。

その場では方言がわかるスタッフに声をかけ、最終的にはKさんも納得してお風呂に入っていただけました。その後、職場でそれぞれの利用者さんがよく使われる方言について同僚スタッフと情報交換などを行いました。すぐにはわからなかった方言もあったためメモを取るなどしてその後はトラブルにならないように努めました。 私自身が方言がわからずにいたということももちろん良くなかったのですが、それまでの方言のわからないことをそのまま曖昧な返事をしていたことで利用者さんの信頼が得られていなかったという点が一番良くなかった点だと思います。目先の忙しさにかまけて信頼関係が得られていなければ、いざという時に役に立たないのだなと思い知らされました。方言を学ぶようになってからは利用者さんともより地域に馴染んだ話ができるようになりました。様々な準備の場面でも細かくはなりますが3択ぐらいの選択肢を見てもらうようにしました。納得して自分で選んでいる安心感を得てもらえるように努力するようになりました。

もし次にパートナーの転勤などで転勤した先で介護施設への就職をする際は、その施設になれるのと同様にその地域で使われる方言に関しても同僚職員や利用者さん自身に尋ねたりしてコミュニケーションを取るきっかけにして理解に努力を重ねたいと思います。

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トラブルが起きた背景

Kさんは認知症を発症している軽度の知的障害がある80代の男性で、比較的他の方よりも身体的な介護はあまり必要のない方なのですが方言がきつい方でした。私は他県から引っ越ししてきて働き始めたところだったので、鹿児島弁の中でもやんわりとわかりにくい方言を使われるこの方の話がわからず返事が曖昧になることがありました。とあるお風呂の日だったのですが、この方が「てんげ」を忘れたとモゴモゴとおっしゃっているのがわからずに「着替えならそろっていますから大丈夫ですよ」と声掛けしました。何度か「てんげ」を連呼された後、その方は下着姿で部屋まで取りに行こうとされたのです。当然止めましたが、他のスタッフが来てくれるまで押し問答になってしまいました。私が方言がわからなかったのがいけないのですが、その地域の方ではない方が方言を理解しつつ年配の方とコミュニケーションを取るというのはなかなか大変だなと思う出来事でした。

対応者の中での対応

その場では方言がわかるスタッフに声をかけ、最終的にはKさんも納得してお風呂に入っていただけました。その後、職場でそれぞれの利用者さんがよく使われる方言について同僚スタッフと情報交換などを行いました。すぐにはわからなかった方言もあったためメモを取るなどしてその後はトラブルにならないように努めました。
私自身が方言がわからずにいたということももちろん良くなかったのですが、それまでの方言のわからないことをそのまま曖昧な返事をしていたことで利用者さんの信頼が得られていなかったという点が一番良くなかった点だと思います。目先の忙しさにかまけて信頼関係が得られていなければ、いざという時に役に立たないのだなと思い知らされました。方言を学ぶようになってからは利用者さんともより地域に馴染んだ話ができるようになりました。様々な準備の場面でも細かくはなりますが3択ぐらいの選択肢を見てもらうようにしました。納得して自分で選んでいる安心感を得てもらえるように努力するようになりました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

もし次にパートナーの転勤などで転勤した先で介護施設への就職をする際は、その施設になれるのと同様にその地域で使われる方言に関しても同僚職員や利用者さん自身に尋ねたりしてコミュニケーションを取るきっかけにして理解に努力を重ねたいと思います。

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