介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
スタッフが臭いと言ったことを利用者は体臭を言われたと思う事例
対応者
対応者 支援相談員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
スタッフが臭いと言ったことを利用者は体臭を言われたと思い落ち込んだ。
事実確認を行い、ご家族へ謝罪した。
トラブル発生時はすぐに報告・事実確認を行い、お詫びするとともに同じことが起きないよう対策を講じることが重要。
トラブルが起きた背景
Yさんは認知症はあるものの、他者とのコミュニケーションは取れる方でした。
ある日、看護師スタッフがYさんの居室を訪れた際に湿布のにおいや、塗り薬のにおいがしていたようで「臭いっ!どうしたの?」と唐突に言ってしまいました。
Yさんとしては、急に臭いと言われたことで、自分の体が臭いと言われていると思ってひどく落ち込んでしまい、その後食事を摂れなくなったりリハビリを拒否するようになってしまいました。
本人が長男様にTELしてそのことを話したことで、長男様よりお叱りの電話をいただきました。
対応者の中での対応
早急に上長へ報告し、相談員よりそのフロアの担当看護師や看護科長への事実確認を行いました。
対応した看護師より事実であることを確認したため、私(支援相談員)より長男様へTELにて謝罪。
その後ご自宅に伺い、直接長男様へ事実を報告し謝罪させていただきました。
良かった点は、すぐに事実確認し、家族・本人への謝罪を行ったことでトラブルが長続きすることは防げた点です。
悪かった点は、実際に臭いといったスタッフへのフォローは看護科長にお任せしてしまったため、事実確認後はあまり関わらなくなってしまった点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
普段から、家族とのコミュニケーションをとり良好な関係を築いていくことが大切だと思います。
トラブルが起きた際は、すぐに報告・事実確認を行いましょう。
ベテランスタッフ程、起きたことが問題だと感じていないことが多くあります。
事実を確認したらすぐに謝罪を心がけ、フロアにおいて同じことが起きないよう対策を講じることが重要です。
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