介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
介護老人保健施設の利用者に入浴介助を気持ち悪がられた事例
対応者
対応者 看護師
対応者 男性
お相手
寝たきり度 B2
認知症の状況 Ⅲb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
職員がコミュニケーションをとりながら入浴介助をしていたつもりが、気持ち悪がられていた。
相談員・看護部長・施設長から事情を聞かれ、事情を話した。当日勤務であった女性スタッフからも事情を聞いたことや記録を残していたことで、私の身の潔白を証明できた。また、その他にも似たようなことがいくつか発生していたことが分かった。その後、利用者の新型コロナウイルスの感染拡大で面会できない間に、認知症の症状が進行していることを家族に説明し家族からの納得を得ることができ一件落着となった。
悪かった点として、施設内での情報共有ができていなかったこと。
良かった点として、記録に残したこと。男性スタッフだけでなく女性スタッフと入浴介助をしたこと。
同じことが起こる前に利用者の家族の方に利用者の現在の状態を定期的に伝えること。似たような症状がある方に対しては、異性別のスタッフが着脱の介助を行う。今回と同じように記録に残すことでその時の出来事を客観的に伝えることができたと思った。
トラブルが起きた背景
Iさんは脳血管障害による右片麻痺があり、認知症があります。
新型コロナウイルスの関係で、県外の家族様ということもあり1年近く面会できていない。
また、この1年の間に認知症の症状が進み、妄想が酷くなっている状態。
私が勤務している介護施設は、男性職員も女性利用者の入浴介助を行います。
2021年の夏に自分(男)を含むスタッフ3名で入浴介助を(利用者の服を脱がせたり体を洗ったりなどの介助)行っていました。
私は当時1名で衣類の着脱を行う介助をしていました。
私はいつもコミュニケーションをとりながら介助を行っています。
当日もコミュニケーションをとりながら服の着脱の介助をしていました。
今思えば、その時の表情は笑っておらず、険悪な表情をしていたように思えます。
服を脱がせ女性スタッフが体を洗っていると利用者Iさんが「あの人が私の体を触ってニコニコしてて気持ち悪いし、今までも体をたくさん触ってきてもう嫌だ。」と女性スタッフに訴えていた。
その時は、「見てしまいましたがそんなことしていませんでしたよ。スタッフはそんなことしませんし、大丈夫ですからね。」と否定し安心感を与えるような言葉かけを行っていただきその場を終わった。
その出来事を記録に残した。
しかし、家族との電話での中で家族に伝えており後日施設に苦情が入った。
対応者の中での対応
相談員・看護部長・施設長から事情を聞かれ、事情を話した。
当日勤務であった女性スタッフからも事情を聞いたことや記録を残していたことで、私の身の潔白を証明できた。
また、その他にも似たようなことがいくつか発生していたことが分かった。
その後、新型コロナウイルスの感染拡大で面会できない間に、利用者の認知症の症状が進行していることを家族に説明し、家族からの納得を得ることができ一件落着となった。
悪かった点として、施設内での情報共有ができていなかったこと。
良かった点として、記録に残したこと。
男性スタッフだけでなく女性スタッフと入浴介助をしたこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
同じことが起こる前に、利用者の家族の方に利用者の現在の状態を定期的に伝えること。
似たような症状がある方に対しては、異性別のスタッフが着脱の介助を行う。
今回と同じように記録に残すことでその時の出来事を客観的に伝えることができたと思った。
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