介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者がスタッフが目を離した隙に転倒し骨折した事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
送迎時、スタッフが目を離した隙に利用者が転倒し、骨折した。
強い痛みを訴えたため、病院を受診し、数ヶ月間入院することになった。入院中に誤嚥性肺炎を併発し、家族から苦情を受けたため、現場検証と話し合いの場を設けた。
介助時は利用者から目を離さず、転倒を未然に防ぐことが重要。
トラブルが起きた背景
Iさんが当施設へ到着し、送迎車を見守りにて下車しました。
介助者が下車を確認し、車のドアを閉めるため背を向けた瞬間に「あー。」と言う声が聞こえ、振り返ると転倒されていました。
慌てて他職員を呼び、車椅子に全介助で乗車させるも足の痛みを強く訴えたため、家族へ連絡し救急車にて病院受診となりました。
診断結果は大腿骨頸部骨折によりオペの適応となりました。
数ヶ月入院したのち入院中に誤嚥性肺炎を併発し、家族から骨折しなければ誤嚥性肺炎も起こらなかったと苦情を訴えられました。
対応者の中での対応
息子が当施設へ出向き、管理者と当介助者との三人で当時の状況の現場検証を行いました。
状況は息子も把握し、その後誤嚥性肺炎の対応の話となりました。
家族側の言い分としては、入院しなければ誤嚥性肺炎とならずに済んだと主張していました。
しかし、もともと通所中の食事の様子からもムセは見られていたため、骨折による因果関係は低いと施設側は主張しました。
利用者に対し、送迎車のドアを閉めるのは利用者を他のスタッフに受け渡してからでも良かったのではないかと思う。
今後同じ事例が起きた時の対処法
転倒に対しては目を離さなければ未然に防げる事態だと思います。
誤嚥性肺炎に関しては、受け入れ先の主治医の意見書を依頼しても良いのかとも思うし、入院中に会議を開き誤嚥性肺炎と骨折との因果関係をはっきりさせた方が良かったと思います。
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