介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者がスタッフ間の申し送りを悪口と勘違いした事例
対応者
対応者 機能訓練指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
利用者がスタッフ間の申し送りを悪口と勘違いした。
その時の対応としては、まずは落ち着いてもらうために傾聴、気分転換にお茶の提供、他の運動の参加などを提案したのですがどれも応じてもらえませんでした。そのため危険性がない範囲で一人になっていただく選択肢を取りました。 悪かった点としては、妄想、幻覚、幻聴がある方の前で軽率な行動を取ったことです。良かった点としては、事故は起きず、認知症も相まってその後大きなトラブルにはならなかったことです。
まず、Iさんの症状の理解を全スタッフが共通認識出来ていれば、死角でスタッフ間の申し送りをするなどの対応が出来たかと思います。 そしてそれ以前に申し送りの時間をずらし、Iさんが利用する前に終わらせる事が出来ればこのような事故は起きなかったと思います。
トラブルが起きた背景
Iさんは一人暮らしで、週に一回サービスを利用している妄想や幻覚や幻聴がある女性でした。デイサービス利用中、集団で運動する際に手すりを使った腿上げの運動をしていました。その際、Iさんの場所からスタッフ同士の申し送りをしているところが見えていました。そこでIさんから「また、私のことで悪巧みをしているのね。こんなところ居たくないわ」と運動を中止され、その後30分程フロアにて不穏になられ終始不機嫌なご様子でした。
対応者の中での対応
その時の対応としてはまずは落ち着いてもらうために傾聴、気分転換にお茶の提供、他の運動の参加などを提案したのですがどれも応じてもらえませんでした。そのため危険性がない範囲で一人になっていただく選択肢を取りました。
悪かった点としては、妄想、幻覚、幻聴がある方の前で軽率な行動を取ったことです。良かった点としては、事故は起きず認知症もあいまってその後大きなトラブルにはならなかったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まず、Iさんの症状の理解を全スタッフが共通認識出来ていれば、死角でスタッフ間の申し送りをするなどの対応ができたかと思います。
そしてそれ以前に申し送りの時間をずらし、Iさんが利用する前に終わらせる事ができればこのような事故は起きなかったと思います。
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