介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者が職員に商品券を渡した事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
断ったにもかかわらず、利用者が職員に商品券を渡した。
上司に報告し、ご家族へ伝え返品した。次の利用日にお礼と、決まりで受け取れない旨を上司から話してもらった。
日頃からどんな小さな品物でも受け取らないことで、商品券や現金などの金品も断りやすくなる。
トラブルが起きた背景
Sさんは、しっかりされた97歳の一人暮らしの方です。
Sさんが借りておられたアパートが取り壊しになるため、施設の入所を控えていました。
いつものように帰りの送迎時、Sさんが職員が拒否するにもかかわらずポケットに商品券を入れてきたそうです。
あまりにも強引なうえ「受け取ってくれないと、外に出て誰かにあげるから!」と強く言ってきます。
仕方なく、一応上司に報告すると伝え受け取って帰ってきました。
事業所でも付き添い介助の方なので、放置はできなかったからです。
対応者の中での対応
上司に報告し、家族様に伝え返品しました。
次の利用日にお気持ちのお礼と、決まりで受け取れない旨を上司から話してもらいました。
ご家族様からもお話ししてもらったようで「ごめんね。荷物の整理してたからあんたには世話になっているしと思ったけど、かえって迷惑かけたな。」と言っていただきました。
強引に要らないですと断るだけでなく、一度受け取ることで理解いただけたことが良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
金品のやり取りはどこの場面でも起こります。
日頃からどんな小さな品物でも受け取らないことで、今回のように商品券や現金といったものに対しても断りやすいと思います。
どうしてもの時は、上司や施設長などから言っていただくのが一番だと思います。
慌てて判断して相手の方のご厚意に失礼な態度になると、本当に大きなトラブルになってしまうと思います。
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