介護施設の事例

施設名: 認知症対応型通所介護

利用者が走行中の車のドアを開けようとした事例

対応者

対応者

対応者 介護職員/男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者が走行中の車のドアを開けようとした

想定外のことに初動が遅れた。ドアの鍵の閉め忘れもあり、事故の一歩手前だった

乗車時の安全確認を怠らず、基本を徹底する

トラブルが起きた背景

nさんは認知症であり、自分の置かれている状況が理解できないほど脳の機能低下があります。

歩行などの日常生活動作は手取り足取り指示を行えば、なんとかスタッフの付き添いのもと行えます。

この日はデイサービスが終わり、自宅まで9名乗りのバンで2人の介護職で送迎している時でした。

走行中に突然nさんは立ち上がり、ドアの方へ歩きだしてドアを開けようとしました。

後部座席にいたスタッフがとっさに動き、ドアを開ける前に座席に座ってもらえたので事故にはつながりませんでしたが、ドアの鍵も閉めていなかったので危うく大事故につながるところでした。

対応者の中での対応

まさかドアを開けようとするとは思っていなかったので、初動が少し遅れました。

また、ドアの鍵を閉め忘れていたのでさまざまな確認を忘れていました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回いくつかの日頃からの基本的なところを怠っていたからこそ、事故に繋がりかけたのだと考えます。

まずは、シートベルトをきちんとできているかを確認していませんでした

nさんは理解力が低下している状態なので、自分で外せるとは考えにくい状況です。

スタッフが後部座席(一番後)に座っており、車中で突然立ち上がったnさんにすぐに駆け寄りにくい状況でした。

ドアも走行中は普通はロックをかけているところですが、この時はロックの確認しておらず、駆け寄るのが遅ければ大事故に繋がるところでした。

基本的な注意事項をしっかり守っていれば特に問題ないことばかりなので、基本を徹底することをお勧めします。

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