介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者が送迎車の運転席に乗り込み発進した事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
利用者が送迎車の運転席に乗り込み発進した。
早急に担当のケアマネとご家族に連絡をし、怪我がなく無事にデイサービスセンターに戻ったことを伝え、こちらのリスク管理の不備を謝罪しました。どちらも立腹した様子はなかったです。その後、本社へ報告し報告書の提出となりました。 車内の温度管理とは言えエンジンをつけたまま送迎車から離れてしまった点。「運転はしないだろう」と思い込みをしていた点。 Kさんが発進した後にすぐに他の車を出して、後ろについて車を走らせることができたのは良かったと思います。全く事故がなかったのも運が良かったと思います。その後、同法人の他のデイサービスセンターでもエンジンをかけたままの送迎車からは離れない。車の鍵を刺したままにしないようにマニュアルの変更があったことも良かったと思っています。
エンジンをかけた状態で送迎車を玄関に停めないという前提から再発するとは考え難いですが、万が一再発した場合は、利用者が運転している車の後ろから職員2名以上乗った状態で並走し停車するのを待つしかありません。その間に事故等があれば迅速に対応できるように、シミュレーションしておくことが望ましいと思います。
トラブルが起きた背景
Kさんは重度の認知症を患って、自宅からほぼ毎日当デイサービスを利用していました。日頃から暴言・暴力行為が周辺症状としてあり、その日も職員は対応していました。夕方、自宅に送るためにデイサービスセンターの玄関に送迎車を停め、車内の温度管理のために車のエンジンをかけたまま送迎車に利用者を誘導していたところ、Kさんが運転席に乗り込みそのまま発進をしてしまいました。車にはKさんしか乗っていませんでした。急いで他の車で後ろを追いかけ、Kさんが信号で車を停めた際に説得し車から降りてもらい別の車に乗っていただきました。
対応者の中での対応
早急に担当のケアマネとご家族に連絡をし、怪我がなく無事にデイサービスセンターに戻ったことを伝え、こちらのリスク管理の不備を謝罪しました。どちらも立腹した様子はなかったです。その後、本社へ報告し報告書の提出となりました。
車内の温度管理とは言えエンジンをつけたまま送迎車から離れてしまった点。「運転はしないだろう」と思い込みをしていた点。
Kさんが発進した後にすぐに他の車を出して、後ろについて車を走らせることができたのは良かったと思います。全く事故がなかったのも運が良かったと思います。その後、同法人の他のデイサービスセンターでもエンジンをかけたままの送迎車からは離れない。車の鍵を刺したままにしないようにマニュアルの変更があったことも良かったと思っています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
エンジンをかけた状態で送迎車を玄関に停めないという前提から再発するとは考え難いですが、万が一再発した場合は、利用者が運転している車の後ろから職員2名以上乗った状態で並走し停車するのを待つしかありません。その間に事故等があれば迅速に対応できるように、シミュレーションしておくことが望ましいと思います。
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