介護施設の事例

施設名: ショートステイ

利用者のお財布からお金が無くなった事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅲa

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者のお財布からお金が無くなった。

帰宅時の持ち物の時に発覚したので、あまり時間もなく周囲の職員に知らせ本人様に事情を聞くも、認知のため身に覚えがない様子。 申し訳ないと思いながらNさんの持ち物を細かくチェックさせていただき、ジャケットの内ポケットからレシートが見つかりました。 ご家族様には電話で事情を説明し、ケアマネさんにインシデントとして報告しました。 私は利用者様との触れ合いが好きな方なので、普段からNさんとはよくお話しし、Nさんの生い立ちから立派に仕事をされていた時の話などをゆっくり聞かせていただける機会が多かったです。 孫のように可愛いとおっしゃっていただき、一週間ぶりに再入所に来られても私の事はしっかりと覚えてくださっていました。 そのためか、今回の金銭トラブルの際も誰しも荷物や洋服のポケットまで、細かくチェックされるのは良い気がしないと思うのですがNさんは快く受け入れて下さり、普段から利用者様とのコミュニケーションにより信頼していただけたのかなと感じました。

認知症患者の中でも比較的しっかりしているとはいえ認知機能が著しく低下していることは事実であり、それは私たちが責任を持って見守らなければいけません。 認知症患者様に対してよくある「またか」「あの方はいつもそうだから」といった慣れのような現象は非常にいけないと思います。 今後、そのようなことが起こらないためにも適度な声かけ、見守りの徹底をしていかなければならないと実感しました。

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トラブルが起きた背景

Nさんは認知症が進行していたのですが、入所の際、必ず1万円札の入ったお財布を持ってきます。
トラブルを避けるためご家族様にお願いし、大きいお金を持ってこないようにしていただいたのですが夜になるとNさんは「銀行に行かないと」「家にお金を取りに帰らないと」と普段は温厚なのですがその時は人が変わったように怒鳴ります。
そのためか、やはりその後も万札を持って来られていて、とうとう1万円札が無くなるというトラブルが起きてしまいました。
職員が皆ひやひやしていた時、Nさんのポケットからレシートが出てきました。
近くの土産屋さんでのレシートです。
4000円ほど買い物をしておられました。
その品物とお釣りの行方が分からないままご家族様には、職員の見守り不足により1人で外出させてしまった事・持ち物の管理が行き届かなかったことを深くお詫びしました。
Nさんご本人が無事帰って来てくれたことが幸いだとほっとしました。

対応者の中での対応

帰宅時の持ち物の時に発覚したので、あまり時間もなく周囲の職員に知らせ本人様に事情を聞くも、認知のため身に覚えがない様子。
申し訳ないと思いながらNさんの持ち物を細かくチェックさせていただき、ジャケットの内ポケットからレシートが見つかりました。
ご家族様には電話で事情を説明し、ケアマネさんにインシデントとして報告しました。
私は利用者様との触れ合いが好きな方なので、普段からNさんとはよくお話しし、Nさんの生い立ちから立派に仕事をされていた時の話などをゆっくり聞かせていただける機会が多かったです。
孫のように可愛いとおっしゃっていただき、一週間ぶりに再入所に来られても私の事はしっかりと覚えてくださっていました。
そのためか、今回の金銭トラブルの際も誰しも荷物や洋服のポケットまで、細かくチェックされるのは良い気がしないと思うのですがNさんは快く受け入れて下さり、普段から利用者様とのコミュニケーションにより信頼していただけたのかなと感じました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

認知症患者の中でも比較的しっかりしているとはいえ認知機能が著しく低下していることは事実であり、それは私たちが責任を持って見守らなければいけません。
認知症患者様に対してよくある「またか」「あの方はいつもそうだから」といった慣れのような現象は非常にいけないと思います。
今後、そのようなことが起こらないためにも適度な声かけ、見守りの徹底をしていかなければならないと実感しました。

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