介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
利用者が指輪を紛失した事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱa
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
利用者が指輪を紛失した
施設内を探すも見つからず、賠償対応した
入所の際に、所持品の確認が必要。大切なものは身に付けないよう、契約時にも伝える
トラブルが起きた背景
Oさんは、通所介護に週2回通われ入浴もされています。
独居ではありますが近隣にご家族が居り、適宜Oさんの様子を見に行かれています。
お洒落がとても好きという感じはありませんでしたが唯一、亡くされたご主人から貰った指輪をつけて通われていました。
ご退所前に、Oさんから指輪がないとお話がありました。
「もらった指輪なの」と話を伺ったこともあり、指輪をつけていらっしゃることを把握はしていましたが『なくされた当日に指輪をつけてこられたかどうか』を把握している職員はいませんでした。
Oさんは「今日ここにきてなくした」「誰かが盗んだ」等と大変ご立腹されている様子でした。
対応者の中での対応
施設内はもちろん、ご入浴もされていることから排水溝、ゴミ箱等捜索しましたが見当たらず、その日に利用されていた方々へご連絡し、誤ってカバンに入っていないかなど確認していただくものの発見できませんでした。
ご家族にもご連絡し、状況説明と共に当日指輪をつけていたかの把握もしていなかったことから、Oさんのご自宅の捜索も依頼しました。
最終的な対応としては、施設内で紛失したことを否定できず賠償にて対応しました。
ネックレスや腕時計など、外すアクセサリーに関しては、紛失防止の為に着用しないで欲しいとお願いはしていましたが、指輪に関してのお願いはしていませんでした。
送迎車でのお迎えでしたが時間に追われ、体調面は気にかけていましたが身に付けている物までの把握はしていませんでした。
入浴の際も、ある程度の洗身はご自身でされるため、皮膚トラブルのチェック等は心がけていましたが、指輪までは気にかけていませんでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
入所の際に確認をしていれば大きな問題にはならなかったことではあると思います。
また、ご契約の際にもご本人、ご家族にも注意を促し大切なものは身に付けずご利用していただくことをご理解、ご協力いただくことも必要かと思います。
それでも特に指輪は身に付けて来られる高齢者の方は多いです。
言い方が悪いかもしれませんが、コミュニケーションのネタとしてお話しし、身に付けてるものや健康面の確認をするよう心がけるようになりました。
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