介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
嚥下障害の方が胃ろうを繋ぐ際にスタッフの頭を叩く事例
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 女性
お相手
寝たきり度 C2
認知症の状況 Ⅲb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
嚥下障害の方が胃ろうを繋ぐ際にスタッフの頭を叩く
一時中断し、20分後に再度声掛けして他のスタッフと胃ろうを繋げた
胃ろうを繋げる際は、声を掛けてゆっくり行う。他のスタッフにも注意を促す
トラブルが起きた背景
Sさんは嚥下障害があり胃ろうを行っています。
お昼ご飯の時間に居室で胃ろうの管を繋げようとすると、お腹の繋ぎ目が痛いのか嫌がられました。
「ごめんなさいね。少し我慢してくださいね」と言いながらもう一度近づくと頭を叩き、「ばかたれ、酷いことしかしないこの人は」と暴言を吐きました。
叩く強さは力がないのもあり特に痛みはありませんでした。
胃ろうの説明も毎回行いますが、認知症もあるので理解ができていない状態です。
対応者の中での対応
その際は「もう少し後で行いましょうか」と声掛けし、一時胃ろうを中断しました。
20分後にもう一度「お昼ご飯ですよ」と声掛けをし、他のスタッフに手伝ってもらいながら胃ろうの管を繋げました。
その際も「酷い」などの言葉はありましたが安全に繋げることができました。
声掛けを継続的に行い、感情的にならずに対応できたことは良かったと思います。
一人でやろうとせず、他のスタッフに助けを求められたことも良かったです。
繋げる際痛そうなので、もう少しゆっくりしてあげられたら良かったなと感じました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後は胃ろうを繋げる時に、声掛けを行いながらゆっくり接続することを心掛けます。
今回のように次回も落ち着いて対応できたらいいなと思います。
胃ろうを繋げるのは私だけではないので、他のスタッフにも注意を促して同じトラブルがないようにしていきます。
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