介護施設の事例
施設名: 特別養護老人ホーム
家族が認知症利用者の現実を理解していない事例
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
家族が認知症利用者の現実を理解していない。
カンファレンスを実施するが娘様の理解は得られなかった。「心療内科や精神科はかわいそう。母はしっかりしているから大丈夫」と現実を理解していない事がやっとケアマネや、施設側の偉い人達に理解してもらえた。スタッフに暴言や暴力を振るった事もあり、退所を勧めようとしていたところ転倒事故が起きた。 良かったのは、ターゲットになっていないスタッフだけでYさんのケアに当たる事として、出来るだけ1人で対応しないようにしました。 悪かった点は、娘様の理解が無いのをそのままにしてしまったところ。施設側の医師、看護師、介護スタッフの話は聞かないのに病院の医師の話は聞くなら、早く受診して貰えば良かったなと思いました。
今後同じような状況になったらスタッフ全体への対応の統一、家族が正しく状況を理解できているか、スタッフに危害を加える可能性がある場合、速やかに上長に報告。スタッフが退職を考えるまで追い詰められないようにフォローする。
トラブルが起きた背景
Yさんは認知症を患っておられる80代の女性の方です。 度々、幻聴・せん妄がありスタッフも対応に困る状況が続いていました。 それより困っていたのがYさんの娘のAさんへの対応でした。 Yさんの幻聴やせん妄を事実として、クレームという形でスタッフに話されます。 娘様ということもあり、認知症という現実を受け止められないからだろうと見守る体制をとっていました。 スタッフの1人がターゲットとなり、そのスタッフが嫌がらせをしているとYさんが娘のAさんに伝えたことで、そのスタッフは精神的に参っていた事もあり移動することになりました。 せん妄が更に酷くなった頃Yさんは転倒し骨折。入院し、医師にせん妄や幻聴を説明された事でようやく娘のAさんは、現実を受け入れ精神科受診される事になりました。
対応者の中での対応
カンファレンスを実施するが娘様の理解は得られなかった。「心療内科や精神科はかわいそう。母はしっかりしているから大丈夫」と現実を理解していない事がやっとケアマネや、施設側の偉い人達に理解してもらえた。スタッフに暴言や暴力を振るった事もあり、退所を勧めようとしていたところ転倒事故が起きた。 良かったのは、ターゲットになっていないスタッフだけでYさんのケアに当たる事として、出来るだけ1人で対応しないようにしました。 悪かった点は、娘様の理解が無いのをそのままにしてしまったところ。施設側の医師、看護師、介護スタッフの話は聞かないのに病院の医師の話は聞くなら、早く受診して貰えば良かったなと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後同じような状況になったらスタッフ全体への対応の統一、家族が正しく状況を理解できているか、スタッフに危害を加える可能性がある場合、速やかに上長に報告。スタッフが退職を考えるまで追い詰められないようにフォローする。
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