介護施設の事例
施設名: サービス付き高齢者向け住宅
水分制限がある利用者が牛乳を欲した事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
水分制限がある利用者が牛乳を欲した。
絶対にダメであるとはせず、牛乳を提供しトータルの水分摂取量で調整したことが良かったと思います。
施設には透析を行っていたり、持っている疾患により水分制限がかかっている入居者様がいらっしゃいます。 朝・昼・夕と厳しく量が決まっており、思うようにお茶などを飲めない状況に不満を持つ方も多いです。 ご自身の疾患をご理解されている方であれば訴えは起こりませんが、認知症の方ですと他の方と違うことをおかしいと思い、自分だけ意地悪されていると感じる場合があります。 そうした場合は杓子定規に疾患について説明するのではなく、1日の水分摂取可能な範囲にて増減させて、他の方たちと違いがないように対応するのが良いと思います。
トラブルが起きた背景
サービス付き高齢者向け住宅の朝食前の時間帯でした。
朝起きるのが早いKさんは誰よりも早く食堂に来られます。
しかしKさんは水分制限があるので、食事の際に提供する水分以外は摂取することができません。
そうするうちに他の入居者様も食堂にこられ、水分制限が無い方には牛乳を提供します。
普段は落ち着いて過ごされているKさんが、その日に限って「私も牛乳飲みたい」と訴えられました。
医者から水分をあまり摂れないと言われている旨を説明するも、ご様子は変わりません。
その日は牛乳を提供し、食事時の水分からその分引くこととしました。
対応者の中での対応
絶対にダメであるとはせず、牛乳を提供しトータルの水分摂取量で調整したことが良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
施設には透析を行っていたり、持っている疾患により水分制限がかかっている入居者様がいらっしゃいます。
朝・昼・夕と厳しく量が決まっており、思うようにお茶などを飲めない状況に不満を持つ方も多いです。
ご自身の疾患をご理解されている方であれば訴えは起こりませんが、認知症の方ですと他の方と違うことをおかしいと思い、自分だけ意地悪されていると感じる場合があります。
そうした場合は杓子定規に疾患について説明するのではなく、1日の水分摂取可能な範囲にて増減させて、他の方たちと違いがないように対応するのが良いと思います。
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