介護施設の事例
施設名: 認知症対応型通所介護
潔癖症の利用者から手作りおやつを気持ち悪がられ怒った事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 Ⅲa
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
潔癖症の利用者から手作りおやつを気持ち悪がられ怒った。
利用者の家族から事情を聞いた。
事前に調査を行い、できる限り不快な思いをしないで利用できる体制作りが大切。
トラブルが起きた背景
デイサービス利用時にいつもは既製品のおやつを小分けにして提供していますが、月に数回は利用者様と職員とで協力しておやつを手作りして、皆様で食べあう行事を行っています。
この日は白玉のお汁粉を作っていくようにしていました。
手の消毒を行い、ビニール手袋を着用してもらい白玉を作っていましたが、ある利用者様が「ばあさんの手で作って気持ち悪い」と怒ることがありました。
それを聞いたWさんは怒り出して「もうこんなところ嫌です。帰ります」と怒り歩いて帰ろうとしてしまいました。
このことをきっかけにWさんは記憶がすり替わり、たまにデイサービス利用中に怒ることが増えてしまいました。
対応者の中での対応
手指消毒、手袋の着用と気を付けてはいましたが、相手にとって不快になることもあります。
しっかりと見極めていく事が大事でした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
口論の相手が元々潔癖症だったことが家族との会話でわかりました。
日頃からの関わりでそのような情報を家族や身近な方から情報収集を行っていれば、トラブルにもなりにくかったのかもしれません。
ケアを行うためにはより多くの情報を皆さんで共有して活かせられるようにしていく事で、より良いサービス提供の実現につながるかと思います。
デイサービスで毎日の利用者様は違うので調整は難しい時もありますが、しっかりと事前に調査を行い、できる限り不快につながらないように利用できる体制づくりが大事だと思います。
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