介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームの利用者の骨折に翌日、気が付いた事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況 Ⅲa

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

翌日になって利用者の骨折に気付いた。

ケアマネと介護主任からご家族へ報告と謝罪を行いました。 Sさんが他の利用者の部屋で寝ていたという報告しかなく、転倒や骨折を職員が把握していなかったこと。 Sさん自身に痛みの訴えがなく、骨折だと判明するまでに時間がかかったことをご家族に説明しました。 ご家族もSさんの状態においては理解されているため、納得してくださり、施設でできる範囲での緩和治療を望まれました。 悪かった点として、まず発見した職員が「寝ていた」という報告をしたことだと思います。 その時の状況をもう少し詳しく説明しないと、後に業務を行う職員には伝わりません。 その報告を聞いた側である私も「ああ、徘徊して疲れて寝ていただけか。」という認識しかなかったことが悪かったと思います。

職員が休憩中は利用者の見守りに目が届かないことは大前提です。 普段あまり動かれていない方でも徘徊することはあり、その際に転倒したかどうかを職員が知らないこともあります。 まず、少しでも変わったことがあれば骨折等、怪我をしていないかきちんとその場で確認しないといけないと思います。

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トラブルが起きた背景

Sさんは手引き介助で歩くことができますが、基本的には職員の声掛けがないとご自身では動かれません。
認知症の進行に伴い、会話でのコミュニケーションが非常に困難です。
ある時、職員の昼休憩の時間にSさんが珍しく徘徊され、他利用者の部屋で寝ていたと報告がありました。
その日の夕食後、職員が部屋に誘導する際に立たせると不安定になり、転倒しそうになりました。
翌日Sさんが骨折していたことが判明し、ご家族に連絡。
なぜもっと早くに気付かなかったのかと問題になりました。

対応者の中での対応

ケアマネと介護主任からご家族へ報告と謝罪を行いました。
Sさんが他の利用者の部屋で寝ていたという報告しかなく、転倒や骨折を職員が把握していなかったこと。
Sさん自身に痛みの訴えがなく、骨折だと判明するまでに時間がかかったことをご家族に説明しました。
ご家族もSさんの状態においては理解されているため、納得してくださり、施設でできる範囲での緩和治療を望まれました。
悪かった点として、まず発見した職員が「寝ていた」という報告をしたことだと思います。
その時の状況をもう少し詳しく説明しないと、後に業務を行う職員には伝わりません。
その報告を聞いた側である私も「ああ、徘徊して疲れて寝ていただけか。」という認識しかなかったことが悪かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

職員が休憩中は利用者の見守りに目が届かないことは大前提です。
普段あまり動かれていない方でも徘徊することはあり、その際に転倒したかどうかを職員が知らないこともあります。
まず、少しでも変わったことがあれば骨折等、怪我をしていないかきちんとその場で確認しないといけないと思います。

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