介護施設の事例

施設名: その他

聴覚過敏の利用者がスタッフの声でパニックを起こした事例

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

聴覚過敏の利用者がスタッフの声でパニックを起こした。

コミュニケーション方法を「口頭」から「筆談」に変えたところが良かったと思います。しかしその点、災害などの非常時にどう対応するかが今後の課題となりました。

利用者の家庭での様子というのは非常に重要ですが、外と内で顔を分けるように、利用者も環境ごとに状態が変化することが普通です。家族の意見はもちろん参考にするべきですが、環境が変わると家庭でのやり方が通らない場合もあります。その時は家族の意見は一旦置き、支援者とTさんとの新しい支援方法を作り出す必要があります。Tさんの場合、母親の声掛けに対しては小声であればすんなり受け入れていたそうで、そのやり取りの中で多少声のボリュームが上がっても気にしていないようでした。しかし外に出ると声を掛けてくる人物が変わる為、Tさんは警戒心を強めている状態です。嫌がるTさんに口頭でコミュニケーションをはかれば、回数を重ねるごとに関係性が悪くなってしまいます。新しい視点で支援方法を生み出すことも時には重要です。

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トラブルが起きた背景

聴覚過敏の利用者Tさんは、声や音に敏感でパニックを起こすため、支援者とのコミュニケーション時にトラブルが絶えませんでした。家族からは「小声で話しかけてください」と言われていました。しかし、基本的に小声で話しかけると渋々対応していただけますが、うっかり声のボリュームが上がってしまうとパニックを起こして近くにある物を壊したり、叫ぶことがよくありました。注意を払いきれない場合があると思った支援者のAさんは、声掛けを完全になくしてコミュニケーションを筆談でとることにしました。その結果トラブルはなくなり、Tさん自身もストレスを感じずコミュニケーションをとれるようになりました。

対応者の中での対応

コミュニケーション方法を「口頭」から「筆談」に変えたところが良かったと思います。しかしその点、災害などの非常時にどう対応するかが今後の課題となりました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

利用者の家庭での様子というのは非常に重要ですが、外と内で顔を分けるように、利用者も環境ごとに状態が変化することが普通です。家族の意見はもちろん参考にするべきですが、環境が変わると家庭でのやり方が通らない場合もあります。その時は家族の意見は一旦置き、支援者とTさんとの新しい支援方法を作り出す必要があります。Tさんの場合、母親の声掛けに対しては小声であればすんなり受け入れていたそうで、そのやり取りの中で多少声のボリュームが上がっても気にしていないようでした。しかし外に出ると声を掛けてくる人物が変わる為、Tさんは警戒心を強めている状態です。嫌がるTさんに口頭でコミュニケーションをはかれば、回数を重ねるごとに関係性が悪くなってしまいます。新しい視点で支援方法を生み出すことも時には重要です。

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