介護施設の事例
施設名: 訪問リハビリテーション
脳血管疾患の方がスタッフにセクハラ発言をした事例
対応者
対応者 理学療法士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
脳血管疾患の方が女性スタッフにセクハラ発言をした。
聞き取りを行い、事実確認のための会議を開いた。各事業所は女性職員の派遣を取りやめ、男性スタッフで対応できる事業所を探すことになった。
セクハラ発言があったことを報告しやすい環境を整えることが重要。
トラブルが起きた背景
Mさんは訪問看護のリハビリメインのサービスを利用されており、看護師が月に1回、理学療法士が月に4回の訪問をしていました。
その都度、女性スタッフに対して利用開始当初からセクハラ発言がありました。
抱きつくとかはなく発言のみですが、内容はかなり下品でした。
著名な認知機能の低下がないにも関わらず女性に対しては全員セクハラ発言があり、月に1回の訪問義務があるケアマネ、ヘルパー(月4回)に対してもありました。
Mさんが私に対して、女性に発言した内容を伝えてきた事をきっかけに多職種と情報共有して発覚しました。
対応者の中での対応
早急に多職種に対して聞き取りを行い、セクハラ発言がある事を確認しました。
女性スタッフからは言いにくいとのことで、その事を多職種のそれぞれの責任者とケアマネに報告しました。
そしてケアマネ、看護師、ヘルパーのそれぞれの責任者とMさんとそのご家族が集まり事実確認を行う会議が開かれました。
Mさんはセクハラ発言はしていないと言っていましたが、自覚がなく昭和の人間だから仕方がないとご家族が擁護していました。
最終的には、それぞれの責任者からMさん宅に女性スタッフを訪問させる事は出来ない旨を通告され、男性スタッフで対応出来る事業所を探す事になりました。
反省点としては、訪問看護による訪問リハの時に、女性スタッフに対するセクハラ発言をしている事を早期に気づき情報を拾い上げれてたら良かったと思いました。
良かった点としては、実際の現場は確認出来ていないものの、多職種で事実確認を行いそれぞれの責任者に代わりに報告した事です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
セクハラが発生する前の対応として、スタッフがセクハラに対する認定の基準を明確に知っているかどうかだと思います。
そして報告しやすい環境を整えることが必要だと思います。
セクハラが発生したら、サービス提供を途中で中断して戻ってきても良いと伝えてあげることも安心出来ると思います。
また女性スタッフ自身も凛とした対応を心がけ、隙を作らないことが重要だと思います。
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