介護施設の事例
施設名: その他
脳血管疾患の方が女性スタッフにセクハラ行為をした事例
対応者
対応者 作業療法士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱb
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
脳血管疾患の方が女性スタッフにセクハラ行為をした。
早急にチームカンファレンスを行い、落ち着くための投薬がスタートしました。投薬後は落ち着きはしましたが、女性に対する暴力やセクハラ、深夜の異常行動が治ることはなく、別の回復期病棟へ転院することになりました。当時、夜勤帯で対応してくださった看護師さんはうつ状態となり、休職になってしまいました。 今回の件に関しては医師が症状に対して納得し、投薬のタイミングを逃してしまったことが原因だと考えています。当時の担当医師は、自分の関心が向かない患者さんに対しては一切良くしたいと思わない性格でした。チーム全体がほとほと困っていることを早急に報告しましたが、なかなか理解してもらえず「あなたたちの努力不足では?」と鼻で笑われてしまい話になりませんでした。困り果てた私たちは別の医師に相談し、別の医師から担当医師にしっかり指摘してもらい、なんとか投薬できるまでに至りました。休職してしまった看護師さんがメインで対応してくださったので、今でも申し訳なさでいっぱいです。
まずは、ご家族面談時に家庭内でトラブルがあったか病前性格を把握する。今回は特例だと思いますが奥様が外国人の場合、日本語が多少分かるのか?英語レベルなのか?と言語理解度もきちんと把握しておかないといけないと思います。
トラブルが起きた背景
Iさんは脳血管疾患により入院されました。意識レベルもそれなりにあり、ぼんやりはしていますが受け答えはなんとかできていました。日中は検査等は疲労感が強まってしまいかなり厳しく、少しずつ様子を見ながらのリハビリが続いていました。奥様が面会に見えた時、事態は一変しました。なんと、奥様はフィリピン人で胸元のかなり空いたセクシーな衣装で面会に見えたのです。そこから、ぼんやり気味だったIさんは何かのスイッチが入ったのか、面会後から女性スタッフに対してセクハラ(お腹を触る、執拗に手を握ってくるなど)が見られるようになりました。深夜帯では「家に返せ!」と英語で叫びながら、エレベーター前の自動扉まで布団を持っていき、叩きつけることをやめなかったようです。夜勤帯の看護師さんは女性が多いため非常に対応に困りました。
対応者の中での対応
早急にチームカンファレンスを行い、落ち着くための投薬がスタートしました。投薬後は落ち着きはしましたが、女性に対する暴力やセクハラ、深夜の異常行動が治ることはなく、別の回復期病棟へ転院することになりました。当時、夜勤帯で対応してくださった看護師さんはうつ状態となり、休職になってしまいました。 今回の件に関しては医師が症状に対して納得し、投薬のタイミングを逃してしまったことが原因だと考えています。当時の担当医師は、自分の関心が向かない患者さんに対しては一切良くしたいと思わない性格でした。チーム全体がほとほと困っていることを早急に報告しましたが、なかなか理解してもらえず「あなたたちの努力不足では?」と鼻で笑われてしまい話になりませんでした。困り果てた私たちは別の医師に相談し、別の医師から担当医師にしっかり指摘してもらい、なんとか投薬できるまでに至りました。休職してしまった看護師さんがメインで対応してくださったので、今でも申し訳なさでいっぱいです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは、ご家族面談時に家庭内でトラブルがあったか病前性格を把握する。今回は特例だと思いますが奥様が外国人の場合、日本語が多少分かるのか?英語レベルなのか?と言語理解度もきちんと把握しておかないといけないと思います。
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