介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

脳血管障害の方の食事拒否への対応に身内が意見した事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱb

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

脳血管障害の方の食事拒否への対応に身内が意見した。

後日、介護主任から弟夫婦に謝罪をしました。 夕飯前に飲んでいた薬を夕食後に飲むよう時間帯を変更することと、今後Yさんが食事を拒否した時は介護職の方で夕食を食べることを勧め、それでも拒否する場合は弟夫婦に連絡すること。 このような対応策を伝え弟夫婦は渋々ながらも納得してくださりました。 悪かった点として、日頃から介護職と弟夫婦での報連相ができていなかったことが挙げられると思います。 普段からYさんが食事を拒否した時に報連相を行っていれば、弟夫婦がYさんの食事拒否を見て驚き今回のような揉め事につながることはなかったのではないかと考えています。

今後、食事を拒否する利用者がいた場合その日のうちに食事を拒否したことと、わかる範囲で食事を拒否した理由をご家族に連絡するというルールが設けられました。 また食事の拒否が続いている利用者に限り、ご家族がジュースやお菓子などを持参することを許可することも今後の新しいケア方針として決定しました。

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トラブルが起きた背景

Yさんには脳血管障害による認知症と言語障害があります。
ある日Yさんの弟夫婦が来訪された際に、Yさんが夕飯を食べずにフロアから居室にご自身で戻ってしまいました。
その様子を見た弟夫婦は「看護師が夕飯前に薬を飲ませたのが悪かったのではないか」と介護職に言いました。
介護職はYさんが普段からも食事を拒否する日が数日に1回程度あることと、食事を拒否する理由をYさんに尋ねても明確な理由が分からないこと、薬を服用しても食事を全量食べる日もあることを伝えました。
しかし弟夫婦は「食事を食べないのを放置しているなんて虐待だ」と言い、このようなことが続くのであれば弁護士や警察に相談すると介護施設を脅すような発言を残して帰宅されました。

対応者の中での対応

後日、介護主任から弟夫婦に謝罪をしました。
夕飯前に飲んでいた薬を夕食後に飲むよう時間帯を変更することと、今後Yさんが食事を拒否した時は介護職の方で夕食を食べることを勧め、それでも拒否する場合は弟夫婦に連絡すること。
このような対応策を伝え弟夫婦は渋々ながらも納得してくださりました。
悪かった点として、日頃から介護職と弟夫婦での報連相ができていなかったことが挙げられると思います。
普段からYさんが食事を拒否した時に報連相を行っていれば、弟夫婦がYさんの食事拒否を見て驚き今回のような揉め事につながることはなかったのではないかと考えています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今後、食事を拒否する利用者がいた場合その日のうちに食事を拒否したことと、わかる範囲で食事を拒否した理由をご家族に連絡するというルールが設けられました。
また食事の拒否が続いている利用者に限り、ご家族がジュースやお菓子などを持参することを許可することも今後の新しいケア方針として決定しました。

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