介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
認知症の方がヘルパーの窃盗を疑い見境なく吹聴する事例
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方がヘルパーの窃盗を疑い見境なく吹聴した。
事業所へ心当たりがないことを伝えた。
事業所へやってないことをきちんと伝えて、身を守ることが重要。
トラブルが起きた背景
Yさんは女性でヘルパー利用以前からとても難しい人柄とうわさで聞いており、私も辞めたいと思ったほどです。
色々な事態が起きる方で、例えば物が無くなっていると騒ぐこともありました。
まず家族に騒ぎ立ててから、家族からヘルパーに疑いがかけられてくるという流れでしたが、無くなっている物については私は一切知りません。
私が盗んだと言い張るそうで、間接的に聞いた私は知りませんと答えましたが、周囲にあの人はおかしいと言い回っているそうです。
とにかく近所の人、家族、親類と彼女の周囲であれば見境なく吹聴するので、それは犯罪ではと思うほどです。
それも認知症とは思えないくらいのかなりしっかりした口調で言っているそうです。
もともと体も大きく体力のある体質で、話す押し出しも強いので家族は疑っていないようでした。
対応者の中での対応
知らないことは知らないとはっきり伝えました。
事業所に伝えましたが、Yさんに伝えるということはできませんでした。
まず会話が成立せず、顔を見た瞬間にあんたが盗ったんやろうと言われるので、違いますよと認知症の彼女にはきつく言えませんでした。
心中では、病気なのに自分を守るために言い切れず、もっと優しい表現があるのではと葛藤しました。
事業所にはっきり言えたのだからそれだけで充分雇用は守られたと思います。
反省点は、職場には「こんな風に考えたんだ」と心の内を見せた方が良かったかもしれないと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
職場で聞かれ犯人扱いされた時は正直に知りませんと伝えないといけません。
中には会社から見ると本当に犯行した人もいるかもしれません。
だからやってないことをちゃんと伝え冤罪にならないように身を守る必要があります。
割とこういう方は多くて会社も慣れていますし、会社からの信用があれば証拠もなく認知症の方の勘違いとして信用してくれます。
このような場合、多くは近所迷惑になるので家族の方からYさんを施設に入居させるようにということもあります。
個人で動くヘルパーの立場では濡れ衣を着せられるトラブルで一番嫌なケースでした。
会社に信用をしてもらうことが大切です。
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