介護施設の事例
施設名: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症の方が他利用者を突き飛ばし怪我をさせた事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 C1
認知症の状況 Ⅲa
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方が他利用者を突き飛ばし怪我をさせた。
利用者の状態を確認し、救急要請した。警察とご家族へ連絡し、説明を行った。
暴力行為の兆候を見逃さないよう職員間で情報共有を徹底し、ミーティングで支援方法について話し合う。
トラブルが起きた背景
2024年2月14日午後14時頃、私が休憩時間中、Y様が他の利用者様であるX様を突然突き飛ばし転倒させてしまいました。
X様は転倒時に頭を強く打ち病院搬送となりました。
診断結果は軽度脳震盪でしたが、数日間頭痛と吐き気があり日常生活に支障が出ました。
Y様は認知症の影響で暴力行為を起こすことがありました。
しかしこの日は特に興奮している様子もなく普段と変わらない様子でした。
私はY様から目を離さずにいたつもりでしたが一瞬の隙を突かれてしまいました。
対応者の中での対応
すぐにX様の状態を確認し救急車を呼びました。
その後警察への連絡し、利用者様やご家族への説明対応を行いました。
また、Y様の行動原因を分析し今後はこのような事故が起こらないように再発防止策を検討しました。
X様の状態確認と救急車の迅速な手配を行ったこと、利用者様やご家族へ丁寧に説明を行ったことは良かったです。
また、再発防止策を検討した点も良かったと思います。
悪かった点は、Y様から目を離し、暴力行為の予兆を見逃してしまったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のトラブルは私の不注意が原因で発生したことを深く反省しています。
今後は利用者様一人一人の安全を最優先に考え、より質の高い介護サービスを提供できるよう努力していきます。
Y様への個別支援としては、一対一の個別散歩やレクリエーションの時間を増やしたり、感情表現やストレス解消の方法を一緒に考えるようにします。
また、暴力行為の兆候を見逃さないよう職員間で情報共有を徹底していきます。
日々の業務の中で利用者様の状態や行動について情報共有し、週に1回のミーティングを行い利用者様への支援方法について話し合います。
緊急時の対応マニュアルを見直し、暴力行為が発生した場合の職員の役割分担やご家族と警察への連絡方法を追加します。
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