介護施設の事例
施設名: 地域密着型通所介護
認知症の方が他者の補聴器を壊した事例
対応者
対応者 管理者(施設長・ホーム長)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方が他者の補聴器を壊した。
ご本人と関係者に謝罪した。
早急に本人と本人の関係者に謝罪をすること、今後の改善対応についても謝罪の際に具体的に伝えることが大切。
トラブルが起きた背景
Mさんは認知症の方で施設内ではあまり活発に動いたりはしない方です。
よく施設のメインフロアでテレビを見ることが多く、その日も入浴を終えられ自分の席でテレビを見て過ごしていました。
隣には補聴器をつけた女性の利用者が座り一緒になってテレビを見ていましたが、その隣の女性がトイレに立った時にトラブルが起きてしまいました。
その女性利用者はトイレに立った際に自身が付けていた補聴器を席に置いたままトイレに行ってしまいました。
女性利用者がトイレから帰ってくると席に補聴器が見当たらず、隣に座っていたMさんが補聴器を握りしめていました。
その後補聴器を動かしましたが補聴器は壊れてしまっていました。
対応者の中での対応
早急に女性利用者本人と関係者の方々(ご家族、ケアマネージャー)に謝罪を行いました。
女性利用者本人はもともと寛大な性格でもあったためかすぐに許してくれましたが、ご家族やケアマネージャーからは職員の目配り等のサービス面について指摘をいただく形となってしまいました。
良かった点としては、すぐに謝罪までの流れの対応が出来たこと、伝え方として言い訳を含めるのではなくすべてこちらの責任であるとしっかり伝えたことになります。
悪かった点としては、指摘にもあったように職員の目配りが行き届いていなかった点になります。
悪かった点については「〜だろう」という認識が職員の中にあり、「〜かもしれない」という注意意識が足りないことが今回のトラブルが起きてしまった原因の1つだと考えています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは同じトラブルが起きないようにすることが大切です。
万が一同じトラブルが起こった時は、早急に本人と本人の関係者に謝罪をすること、「言い訳」を捨てた伝え方をすること、今後の改善対応についても謝罪の際に具体的に伝えることが重要です。
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