介護施設の事例
施設名: 有料老人ホーム
認知症の方が職員が窃盗したと疑う事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅳ
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方が職員が窃盗したと疑う。
居室に伺い傾聴対応行うも、相手方であるAさんはU職員の話を全く聞かない。
盗んだ物返せや、お前をここに居られなくしてやる。
私の主人は警察官だったので私には分かる、お前は盗人だとU職員の人格を真っ向否定しさらに職場に居られなくしてやる等、書くことすら怖いと思う話を30分聞かされる。
流石に我慢の限界もあり当日出勤していた施設長・ケアマネージャーに報告をし対応して頂くも施設長・ケアマネージャーは私の敵だ!あいつの肩ばかり持つ出ていけと居室より追い出されたとのこと。
良かった点
仕事に支障が出るようになり他のヘルパーさんにお願いし、その方のお部屋(Aさん居室)に行かなくなった。
他の職員にはU職員の文句をひたすら話していたが、以前のように追い掛け回すことは無くなった。
ケアマネージャーも理解を示していて「夜間の巡視」を朝・夕の2回にして頂きました。(御家族了承までしてくれた)
仕事が続けられている。(出勤する度に同じようなことが起こりノイローゼになり離職迄考えていました)
3ヶ月程耐えましたが流石に限界がきておりました。
悪かった点
他職員の仕事の妨げをしていた点。
U職員がAさんのところは行けないからやらないといけない等。
施設長・ケアマネージャー・疑いを掛けられた職員(U)・御家族様・当人(Aさん)と面会室で話をして頂く。預かったお金のことやお気に入りのワンピースは捨てて良いと当人Aさんが話した為、御家族側で廃棄した。衣替えでタンスの中を整理し当人Aさんも見ている中で行ったことなどを話すも、その時は勘違いであると認める。 個人対応は間違いなく無理な案件だと思います。 自身の名誉や人格を守るためにも恥だとは思わず、また病気だと片付けられない為に医療・御家族も含めて対応した方が、結果的にその方の為でもあり介護職員を守ることにも繋がります。
トラブルが起きた背景
居室訪問時臨時で洗濯をしてほしいと頼まれる。「玄関先に現金200円」+「洗濯籠に入った衣類」置かれている。 施設併設のコインランドリーにて洗濯・乾燥後洗濯物を返却し退室する。 その1週間後から「U職員が部屋に入ってきて私のお金を取って行った」と騒ぎ出す。その後さらにテーブルに置いたリモコンの位置が変わっている、そんなのおかしい、私はここに置くのと話し始める。 御家族が来所され季節の衣替えなどタンスの整理をしてくれたが、タンスの中が変わっている、畳み方がおかしい、私はそんな風に教えていない、U職員が入ってきて勝手に私の物をいじっている。お気に入りのワンピースが無い、U職員がリサイクルショップに持って行きお金に変えている。 私をいじめてそんなに楽しいのかと怒っている。 仏壇にあったお金が無い「U職員が取った」とお話されるので「御家族が持って帰りました」と伝えるも「そんな話聞いていない、嘘をついている」と返答されるので、御家族より預かった旨をお話し頂くも同じことの繰り返しが起こる。 他の階の担当をしていても車椅子を自走して追いかけてきて「U職員を成敗してやる」と他の利用者の前で「あいつは盗人だ!」と大声で話される。 電話にて御家族に仲裁頼むも無視された。
対応者の中での対応
居室に伺い傾聴対応行うも、相手方であるAさんはU職員の話を全く聞かない。 盗んだ物返せや、お前をここに居られなくしてやる。 私の主人は警察官だったので私には分かる、お前は盗人だとU職員の人格を真っ向否定しさらに職場に居られなくしてやる等、書くことすら怖いと思う話を30分聞かされる。 流石に我慢の限界もあり当日出勤していた施設長・ケアマネージャーに報告をし対応して頂くも施設長・ケアマネージャーは私の敵だ!あいつの肩ばかり持つ出ていけと居室より追い出されたとのこと。 良かった点 仕事に支障が出るようになり他のヘルパーさんにお願いし、その方のお部屋(Aさん居室)に行かなくなった。 他の職員にはU職員の文句をひたすら話していたが、以前のように追い掛け回すことは無くなった。 ケアマネージャーも理解を示していて「夜間の巡視」を朝・夕の2回にして頂きました。(御家族了承までしてくれた) 仕事が続けられている。(出勤する度に同じようなことが起こりノイローゼになり離職迄考えていました) 3ヶ月程耐えましたが流石に限界がきておりました。 悪かった点 他職員の仕事の妨げをしていた点。 U職員がAさんのところは行けないからやらないといけない等。
今後同じ事例が起きた時の対処法
施設長・ケアマネージャー・疑いを掛けられた職員(U)・御家族様・当人(Aさん)と面会室で話をして頂く。預かったお金のことやお気に入りのワンピースは捨てて良いと当人Aさんが話した為、御家族側で廃棄した。衣替えでタンスの中を整理し当人Aさんも見ている中で行ったことなどを話すも、その時は勘違いであると認める。 個人対応は間違いなく無理な案件だと思います。 自身の名誉や人格を守るためにも恥だとは思わず、また病気だと片付けられない為に医療・御家族も含めて対応した方が、結果的にその方の為でもあり介護職員を守ることにも繋がります。
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