介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
認知症の方のリハビリ時に危険を感じた事例
対応者
対応者 作業療法士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 B2
認知症の状況 Ⅳ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方のリハビリ時に危険を感じた。
危険を感じた瞬間にリハビリの訓練を即座に中断しました。とにかくKさんの安全を第一優先に考えました。一人で立位保持ができない方だったので床上に倒れ込むことのないようにまずは着座⇒そして安全な臥位へと体位変換の介助を行いました。 その後はフロアの責任者へ事の顛末を報告しアクシデント報告書を作成しました。自分自身の首の傷に薬を塗布してもらいきちんと手当てをしてもらいました。 利用者さんの安全を第一に体位変換を優先して行ったことは良かったと思います。反省点としては、体調不良とはいえどベッドサイドでマンツーマンになる時は必ず他のスタッフがいる時にする、コールボタンを近くに置いてリハビリを行うなど対策をするべきでした。
Kさんのように力もあるしある程度動くことの出来る方の場合は認知症の有無や普段の行動パターンなどをしっかりと把握した上で、もしもの場合を想定しながらリハビリを行うことが重要だと思います。 ①人の居る場所で行う。②コールをいつでも押せる位置に置いておく。③あらかじめ他のスタッフに声掛けをしてから介入する。等です。 そうすることで利用者さんもスタッフ自身の危険も未然に防ぐことが出来るかと思います。
トラブルが起きた背景
Kさんには脳梗塞の既往がありました。その為、左半身に中等度の麻痺がありました。発症直後、病院でリハビリの訓練を受け老人保健施設に入所をされました。ADLには介助を要しますが車椅子での日常生活が送れている方でした。しかしながら認知症の影響もありスタッフに度々暴力を振るうことがありました。
ある日、体調を崩し気味のKさんにベッドサイドでマンツーマンリハビリを実施していました。立ち上がり訓練の際、介助している私の首をいきなりつかみ爪を立ててきました。驚き痛みもかなりあった為、すぐに離れたかったですがこのまま手を離してしまうとKさんは床上に倒れてしまいます。よってなんとか耐えてベッドに着座をさせ、足を抱えるようにして臥位に体制をもっていきました。
痛みと利用者さんを危険にさらしてしまった恐怖からしばらく何も手につきませんでした。
対応者の中での対応
危険を感じた瞬間にリハビリの訓練を即座に中断しました。とにかくKさんの安全を第一優先に考えました。一人で立位保持ができない方だったので床上に倒れ込むことのないようにまずは着座⇒そして安全な臥位へと体位変換の介助を行いました。
その後はフロアの責任者へ事の顛末を報告しアクシデント報告書を作成しました。自分自身の首の傷に薬を塗布してもらいきちんと手当てをしてもらいました。
利用者さんの安全を第一に体位変換を優先して行ったことは良かったと思います。反省点としては、体調不良とはいえどベッドサイドでマンツーマンになる時は必ず他のスタッフがいる時にする、コールボタンを近くに置いてリハビリを行うなど対策をするべきでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Kさんのように力もあるしある程度動くことの出来る方の場合は認知症の有無や普段の行動パターンなどをしっかりと把握した上で、もしもの場合を想定しながらリハビリを行うことが重要だと思います。
①人の居る場所で行う。②コールをいつでも押せる位置に置いておく。③あらかじめ他のスタッフに声掛けをしてから介入する。等です。
そうすることで利用者さんもスタッフ自身の危険も未然に防ぐことが出来るかと思います。
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