介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

身体障害の方の日常生活動作能力が申し送られていない事例

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

身体障害の方の日常生活動作能力がスタッフ間で共有されておらず、利用者を怒らせてしまった。

謝罪し、スタッフ間で情報共有をした。

玄関先まで出られなかったり、起き上がれないことに備えて外からでも連絡できるような手段を持っておくことが大切。

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トラブルが起きた背景

大阪府でホームヘルパーの仕事をしていた時の話です。

Aさんは車椅子に乗っており介護を必要としていますが、どの程度動作に時間がかかるのかなどのことがあまりスタッフ間で共有されていませんでした。

私は前任のスタッフから車椅子で一つ一つの動作にとても時間がかかることを聞いておらず、チャイムを押した時にAさんがなかなか出てくださらなかったのでお留守かと思い何度かチャイムを鳴らしました

結局20分ぐらいしてAさんが玄関口に現れましたが、とても疲れていて怒っておられました

対応者の中での対応

Aさんは「チャイムを鳴らされてもすぐに出れないわ」「ちょっと待ってと叫んだのに」と怒っておられ、来てもらうことをやめようとしていました。

私は謝罪しその時のことをすぐにスタッフ間で共有しました。

Aさんは一人暮らしで介護者がいないのはもちろん、やることに時間がどんどんかかるようになっていたので、そのこともスタッフ間で対応を検討しました。

良かった点は、Aさんが出てくるまで待つことができたため直接Aさんとお会いすることができたことです。

またトラブルになってしまったけれど意思や要望を確認することができた点です。

悪かった点は、スタッフと共有できていなかったということや、状況などを考えて細部まで気配りができなかった点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今後訪問先で今回と同じように玄関まで出るのに時間がかかってしまったり、また相手が部屋の中で起き上がれない可能性もあるので外からでも連絡できるような手段を持っておくことが大事だと思います。

また利用者さんと相談し、例えば勝手口などから入ることができたりだとか携帯を鳴らしたりするなど工夫をした方がいいと思いました。

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