介護施設の事例
施設名: 特別養護老人ホーム
重度認知症の方が目を離した隙にトイレで転倒し流血した事例
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅳ
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
重度認知症の方が目を離した隙にトイレで転倒し流血した。
救急搬送の為キーパーソンである長男へ連絡するが、長男より業務上の過失があったのではと電話から怒声で怒鳴られ責任追及された経緯があった。当時の上司が対応にあたり、謝罪しその際の職員の状況、Sさんの認知面による要因対応の困難さ等息子へ説明し理解していただいた。法人が加入している介護事故保険より治療費は支払われた。 自身の悪かった点として、認知症あり転倒リスクの高い利用者をトイレで一人にしたこと。家族への連絡が慌ててしまいうまく説明できず家族を混乱させてしまったこと。 良い点として、すぐに介護職員と看護師を呼び救急搬送し検査を行い大事には至らなかった。
まずは認知症があり転倒リスクが高い利用者をすぐに対応できるよう、トイレドア前にて付き添う。万が一転倒させてしまった場合は、介助を行い事故に遭わせ慌てていた自身ではなく相談員やケアマネージャー、上司へすぐに報告し経緯を説明し家族へ伝えていただく。
トラブルが起きた背景
Sさんは重度認知症であり徘徊が頻回にあった。認知症の為、トイレ訴えがないことから夕食後、就寝前の決められた時間にトイレ誘導を行った。便座へ座っていただき、他利用者から呼び出しコールがなった為、暫く目を離した。すぐにSさんが利用しているトイレへ戻った。しかしSさんは転倒し頭部より流血していた。Sさんは一人で立ち上がろうとしズボンが下がっていた為、足がもつれ転倒に至ったと思われる。すぐに他の介護職員とナースへ連絡し介助・傷の処置をして頂いたが、頭部打撲流血あることから救急搬送に至ることとなった。
対応者の中での対応
救急搬送の為キーパーソンである長男へ連絡するが、長男より業務上の過失があったのではと電話から怒声で怒鳴られ責任追及された経緯があった。当時の上司が対応にあたり、謝罪しその際の職員の状況、Sさんの認知面による要因対応の困難さ等息子へ説明し理解していただいた。法人が加入している介護事故保険より治療費は支払われた。
自身の悪かった点として、認知症あり転倒リスクの高い利用者をトイレで一人にしたこと。家族への連絡が慌ててしまいうまく説明できず家族を混乱させてしまったこと。
良い点として、すぐに介護職員と看護師を呼び救急搬送し検査を行い大事には至らなかった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは認知症があり転倒リスクが高い利用者をすぐに対応できるよう、トイレドア前にて付き添う。万が一転倒させてしまった場合は、介助を行い事故に遭わせ慌てていた自身ではなく相談員やケアマネージャー、上司へすぐに報告し経緯を説明し家族へ伝えていただく。
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