介護施設の事例

施設名: サービス付き高齢者向け住宅

高次脳機能障害の方が職員に暴力行為をした事例

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱb

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

高次脳機能障害の方が職員に暴力行為をした

ご家族に間に入ってもらい落ち着かれた

スタッフだけで安全確保するのは難しい、次回からはご家族に協力いただく

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トラブルが起きた背景

Nさんは高次脳機能障害を患っており失語症の方です。

機嫌が良くなると突然大きな声で歌いだしたりしますが、言葉でのコミュニケーションが難しい方なのでスタッフも対応に困っています。

Nさんは病院受診に行く際はご家族対応です。
受診時はスタッフが玄関まで送るのですが、ご家族の姿を見たNさんは突然走り出しました
慌ててスタッフがNさんを止めようとしましたが、Nさんに胸ぐらを掴まれて暴力的な行為をされたのです。


ご家族も急いで間に入り何とか落ち着いていただきましたが、もう少しでスタッフが怪我をする事態になっていたと思います。

その後リーダーも含め対応について話し、Nさんの行動を止める発想ではなく、Nさんが突然動き出しても怪我をしないようすぐ近くにいることがベターということになりました。

対応者の中での対応

スタッフが自分の体を張って止めようとしたのは良かったと思います。
ですが、Nさんの体に触れて進行を止めようとしたことは結果として良くなかったことでした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

Nさんが患っている疾患の性格上、言葉で説明をし状況をご理解いただくことが難しいです。
久しぶりに会う家族の姿を見て興奮するのも自然な反応です。
嬉しい感情を邪魔されたNさんが暴力行為を行うのは予想できますが、かと言って走り出したNさんを黙って見ていることもできません。

スタッフだけではNさんの安全を確保するのは難しいので、次回からはご家族にも協力していただき、ご家族が施設の玄関に来てからNさんをお連れするなどの対応を取るのが良いと思います。

 

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