介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
ALSの方が目薬を嫌がり職員を引っ掻いた事例
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 女性
お相手
寝たきり度 C2
認知症の状況 Ⅲb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
ALSの方が目薬を嫌がり職員を引っ掻いた。
嫌がっている感情に寄り添い優しく声掛けをした。
声掛けの方法を、他の職員やケアマネージャーと相談してみる。
トラブルが起きた背景
Iさんは寝たきりで全介助の為、顔を拭き、目やにを取り除くのが不可能なために職員が目薬を行っています。
意思疎通が少し困難なために「目薬しますよ」との声かけを行ってもうまく伝わることがほとんどありませんが、本人の承諾ありなし関係なく目薬は1日1回必ず行わなくてはならないためにいつでもベッド上で寝転がったまま行います。
その日もいつものように目薬を行いました。
その際にかなり嫌がる素振りを見せ、反射反応で腕が出てしまったのだと思いますが、爪で私の腕の皮膚を引っ掻くトラブルが起きました。
対応者の中での対応
その際、私の腕は血などは出ず止血するなど大きな怪我ではありませんでしたので、何もしませんでした。
Iさんには嫌がっているという感情に寄り添い「目薬嫌でしたよね。すみません。」と優しく声かけを行いました。
良かった点は、利用者様の心に寄り添った声かけを行ったことです。
悪かった点は、その日に限らずですが、Iさんが認知症なのでどうせ伝わらないという思いが少しあったことから、目薬をさす際の声かけが雑だったなと後から思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは目薬をさす時の声かけを他の職員さんと相談したり、ケアマネさんに聞いたりして工夫しようと思いました。
個人的に高いところからの目薬が痛いのかなとも思ったので、低めから行い怖さを軽減できたらなと思います。
嫌なことに変わりはないと思うので、しっかり終わった後に優しい声かけを行おうと思います。
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