介護施設の事例

施設名: 訪問入浴介護

ALSの方がスタッフにパワハラする事例

対応者

対応者

対応者 管理者(施設長・ホーム長)

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 C2

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

ALSのご利用者がスタッフに無理な要求をし、暴言をはく

ご家族、相談員、自治体と数年間話し合いを続けたが、改善も見られず時間短縮に応じてもらえないため他社に移管

提供サービス内容の適切な理解を促し、スタッフの教育も徹底する

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トラブルが起きた背景

私は訪問入浴のお仕事をしています。
3人1組でご自宅へ行き、利用者様を専用の浴槽へ移動し入浴するといった流れです。
大体45分から1時間以内で終わるようなサービスとなっています。


Iさんは若い頃に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い寝たきりで自発呼吸もできなくなり、人工呼吸器を装着している障害のある利用者です。

Iさんのケア時間は2時間から3時間かかります。
指の角度やシャンプーやリンスをする時間等かなり細かく、汗が落ちたらやり直しなどスタッフも最善の注意を払いケアを行っていました。

スタッフも疲弊し数人退職しました。
何度もご家族様と時間の交渉を行い、請求先の自治体の方にも交渉し1時間30分のケアで行える様お願いしました。

実際Iさんはこだわりは変えず、ケア時間の短縮することはできず暴言を吐くばかりでした。
その結果移管する事になりました。

対応者の中での対応

ご家族、相談員、自治体の方と数年間話し合いを行いました。
夜中までかかり話し合いを行った時もあります。

自治体も特例で1時間30分の費用を許可してくれましたが、それ以上はできませんでした。
相談員の方も数人変わる状態でした。

結果、改善も見られず時間短縮に応じてもらえないため他社に移管する事になりました。
他社に移管しても根本は解決していないので対応として悪かったと思います。

良い点かどうか分かりませんが、数年間利用者様、ご家族様、相談員、関係者と話し合いを行えた事です。
最後はご家族様も納得され、スタッフのせいじゃないよと言っていただけました

スタッフにも、もっと話を聞き離職を防げたのではないかと思います。
もっと良い対応があったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まず、私たちのサービスはここまでしかできませんよと、きっちり理解してもらうことが大事だと思います。


またサービスの範囲を超えたことをしない事だと思います。
そして、あのスタッフができるのにこのスタッフの時はできないと言った状況を作らない様に、人員育成していくべきだと思います。

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