介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
介護老人保健施設介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅲb
性別 男性
トラブルが起きた背景
私が夜勤の時の事です。
その日いつものように夜勤業務に入り、入居者様の夕食の片付けが終わって、居室へお連れしたりトイレに誘導したりする段階に入っていました。
Sさんは食事が終わって自分で歩いてトイレの近くをウロウロしていました。
Sさんは認知症があり、毎日のように尿失禁する方なので、トイレに行く度に汚れていないか確認しなければなりません。
「もしかしておしっこしたいのかな?でもすでに失禁してるかも?」と私は思い、「ちょっとごめんなさいね」と声掛けしてからSさんのズボンとパンツをおろしました。
案の錠パンツに尿失禁していました。するとSさんは「ここの施設は患者を勝手に裸にするのか!」と激しく怒り出したのです。
その場ですぐに謝ったのですがSさんの怒りは収まらず、私一人では手に負えないと判断。周囲に助けを求めました。
駆け付けた他の職員が対応にあたり、Sさんの言い分を聴いて、30分ほど経ってようやく落ち着きました。
対応者の中での対応
相手が激高していたため、自分一人では手に負えないと判断し、他の職員に助けを求めた。
今後同じ事例が起きた時の対処法
認知症のある高齢者であってもその人なりのプライドがあります。
羞恥心もあります。そのような相手に対してパンツを下ろして汚染の確認をする場合はこちらからの声掛けはもちろんですが、相手の同意を得た上で行うべきだったと反省しています。
また、周りから見えないようにトイレのドアをしっかり閉める、あるいは居室内で確認をするなどの配慮もするべきでした。
そして、相手が冷静な話し合いができないほど激高してしまって、自分だけではどうにもならないと感じたら、遠慮せずに周りの人に助けを求めたほうがよいと思います。
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