介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)アルバイト認知症
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱa
性別 女性
トラブルが起きた背景
Kさんは軽度の認知症があり、共働きの息子さん夫婦(息子さんと、その奥さん)と同居しています。
1人で外に出ると道に迷って家に帰れないなど、Kさんには、日常生活に支障を来たす行動・意思の疎通が困難な部分が若干あります。
しかし、誰かが介添えすれば生活できるため、息子さん夫婦が仕事で家を空ける日中は、訪問介護を利用しながら生活しています。
1つ問題なのが、Kさんには物盗られ妄想がある点です。
訪問ヘルパーが家に行くと、その後毎回、Kさんが息子さん夫婦に「財布がない、今日家に来たあいつら(訪問ヘルパー)に盗られた」「通帳をどこかに隠された」など言います。
息子さん夫婦も最初は訪問ヘルパーを疑っていたようですが、Kさんが盗られたと言った物は探すとすぐKさんの部屋から見つかるので、訪問ヘルパーには何のお咎めもありません。
しかし、とうとう私達訪問ヘルパーに直接「○○を盗ったな、どこに隠した」と言うようになったため、息子さん夫婦を交えて、「Kさんと交流して心の不安を埋め、物盗られ妄想を抑える」といった方法を取りました。
物盗られ妄想は心の不安・喪失感などから出ていると判断したため、Kさんとの接触が減っている息子さん夫婦には空いた時間になるべくKさんと接してもらうようにしたのです。
また、私達訪問ヘルパーも、Kさんの物盗られ妄想が出ると、穏やかに話を聞きながら別の話題に変えるという方法を取りました。
すると、対策を取ってから3週間程で、Kさんの物盗られ妄想は収まりました。
不安などの気持ちが強くなるとたまに物盗られ妄想が出ますが、それでも以前より頻度は減ったと思います。
対応者の中での対応
Kさんの物盗られ妄想に対し、専門的な知識で素早く対処にあたったことで、Kさんの状態も落ち着いたため、良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは、その利用者さんが何故、物盗られ妄想をしてしまうのか原因を探ってみてください。
物盗られ妄想は、記憶障害・思考力低下の他に「親しい友達が高齢で亡くなる」「日々の生活でお金が減っていく」「体調が悪く思うように動けない」「家族との時間を思う存分過ごせない」といった不安・イライラから出てくる場合があります。
普段から感じている不安・イライラに「どこに置いたのか思い出せない」焦りが混ざり「家族が盗った」「訪問ヘルパーが盗った」と思ってしまうのです。
そのため、利用者さんが物盗られ妄想をしたら、何故そう思ったのか原因を素早く探り、利用者さんの一番不安に感じている部分をケアします。
対話する時間を増やすこと、家族がいるならご家族にも協力を仰ぐことで、より良い対応が出来ると思います。
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