介護施設の事例
施設名: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
トラブルが起きた背景
認知症で日常生活に支援は必要ですが身辺自立はしっかりとされているOさんです。
Oさんは歩行は階段もゆっくりであれば上がり降り可能で、グールホーム内でも元気に歩行されています。
そのOさんがすでに就寝後の22時ごろお茶を飲むために1Fの共有リビングに降りてきて、ポット洗浄中のお湯を飲んでしまうというトラブルがありました。
もちろんポットには「洗浄中・使用禁止」と張り紙をしていましたが、気づかずに飲んでしまい、気づいたスタッフは「え?洗浄中なのに飲んじゃった?」と聞いたところ、不安になり胸が苦しいとうずくまり出してしまいました。
提携している救急病院に連絡をしてみると、洗浄剤を確認し「クエン酸だから大丈夫だけど本人がパニックになっているなら連れてきて」と言われて病院に直行しました。
診察をしてもらい何でもないことがわかりOさんも落ち着いたのですぐに帰ることができ、その後も異変はありませんでした。
対応者の中での対応
洗浄剤成分を確認して医師に報告し、大丈夫とわかってから受診したので、Oさんがうずくまっていても慌てずに対処することができました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まず洗浄中のポットはリビングではなく職員室など利用者さんの手の届かないところに置くのが鉄則だと反省しました。
就寝後であってもOさんのように歩行がしっかりされている方が使用してしまう場合もあるので、職員のいない場所での使用は危険でした。
また飲んでしまったときの声掛けについて「飲んじゃったの?」というと利用者さんの不安をあおり、今回のようにパニックなってしまいがちだと思うので、職員は内心慌ててもそれを態度に出さないことも大切です。
もし飲んでしまっても問題のない成分であれば、利用者さんにもそう伝えたら、病院に直行するまでの事態にはならなかったと思います。
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