介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム理学療法士なし

対応者

対応者

対応者 理学療法士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況 Ⅲb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Tさんは認知症があります。身体機能的には車椅子への移乗が軽介助、車椅子自操は見守りレベルです。車椅子自操はゆっくりなのですが、認知症の影響か突拍子もないところへ行こうとされます。Tさんは外に出るための外履きを探していました。私の施設では外履きを使用していないので外履きはありません。しかし、本人は必死に探しています。防火扉を下駄箱かと思い、開けようとしています。しかし、開かないのでTさんは鍵がかかっていると思い、非常ベルを押せば開くと思っています。幸い、力が弱く1回では鳴らなかったので発見した私が注意しました。これは下駄箱ではなく、防火扉であることを説明しました。それでもTさんは下駄箱だと言い張ります。扉を開けて中の消火用ホースを見せたところ、Tさんも「ほんとだね。これは違うね。」と納得されました。押そうとしていたベルを押すと消防士さんに迷惑がかかってしまうことを伝えました。

対応者の中での対応

認知症があるので頭ごなしに「触っちゃダメ!」「開けちゃダメ!」と言わずに、何がしたいのかをしっかり聞き取れて、本人が納得されるように話せたのは良かったと思います。悪かった点としてはそもそも車椅子自操が遅い方なので早めに見守りできていれば良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回のケースでは発見してからの対応は間違っていなかったと思っています。なので、今回と同じように頭ごなしに注意するのではなく、傾聴して納得いくように説明してあげるのが良いと思います。悪い点でも挙げましたが、認知症もあり普段から車椅子の自操に見守りが必要でゆっくりとしか進まないので、離床している際は職員の隣にいてもらうような対応や職員の目の届く範囲にいてもらう、もし自操を始めた場合はどこへ行きたいのか。をしっかり聞くようにすれば良いと思います。

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