介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者認知症
対応者
対応者 サービス提供責任者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
トラブルが起きた背景
Hさんは息子さんと二人暮らしで、社交的で足腰がしっかりしている元気な利用者さんです。
ただ認知症が進んできているため、週4回のデイサービスの送り出しとお迎えのため、ヘルパーが入ることになりました。
昼間は息子さんが仕事でいないため、ヘルパー訪問時はHさんに玄関ドアを開けてもらうのですが、その日訪問した時には玄関が開けっ放し、テレビもつけっぱなしの状態で、Hさんは部屋の中にいませんでした。
慌てたヘルパーから事業所に電話が入り、お気に入りの靴とバッグがないことから外出したようだとしかわからず、担当ケアマネージャーに現状の連絡を入れると、「Hさんなら、もうデイに着いちゃってます…」と疲れた返事。
ご自宅から10分程度の所に通っているデイがあるため、足の丈夫なHさんは送迎車が待てず、一人で歩いて行ってしまったそうです。
ケアマネージャーも隣接の事業所にいるためいち早く連絡が入ったそうですが、ご自宅の玄関の鍵はヘルパーでは閉められず、まだ他の利用者は一人も来ていない時間ということもあり、デイの送迎車で一度Hさんを家まで送り、鍵を閉めてもらってまた連れてくる…という面倒なことになってしまいました。
その後も度々同じことがありましたが、そのたびにヘルパーから連絡、デイも送り返してまた連れてくるという繰り返し。
こちらもヘルパーが入っている以上キャンセル料が発生しますし、デイの送迎側も時間のロスは痛いらしく、ケアマネージャーに抗議が来ましたが、認知症の方の行動を制限するわけにもいかず…。
ようやく出された解決策がキーボックスの設置でした。
ご自宅の玄関横に設置して合鍵を入れておき、Hさんが家にいなければヘルパーが事業所に連絡、デイに来ていればヘルパーはそのまま室内の電気を消して合い鍵を使って閉めていく。この方法で、デイ、ヘルパー共に空騒ぎすることはなくなりました。
息子さんも毎回キャンセル料を取られるのはきつかったらしく、とりあえず全員が丸く収まる結果になりました。
対応者の中での対応
この場合は利用者さんが認知症であり、待っていられる性格の方ではないことが一番の原因だったので、根本的な解決策は出せないというのが関係者全員の一致した意見でした。
となると気にするべきは家の施錠とデイの送迎時間のロス。
キーボックスは一般的な手段ではありますが、家の外に合鍵を置くわけですから、同居のご家族がいる場合は「不用心じゃないですか?」と渋られることもあります。
問題点と注意点、料金やスケジュールについてご家族に理解していただくことが重要だったため、今回は理解あるご家族だったことが幸いでした。
今後同じ事例が起きた時の対処法
ヘルパーが訪問した時に利用者が家にいない…という状況で一番重要なのは、とにかく現状を把握して訪問事業所に連絡すること。
「この時間ならあそこにいるかも」と見当をつけたり、ご家族に「何かあったらすぐ連絡して」と言われていても、人捜しやご家族への報告はヘルパーの仕事ではありません。
指定されたケア内容が掃除や料理で、ご本人不在でもできる内容だとしても、契約した利用者の安否がわからない状態では、どんなに正確な仕事も介護として認められません。
利用者や他の施設との連絡を入れ違いにしないためにも、利用者の安否確認をしてからケアにとりかかってください。
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