介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)介護職員脳血管疾患
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅲa
性別 女性
トラブルが起きた背景
Aさんはサービス担当者を以前から何度も変更されており、自身が気に食わないとすぐに事務所に連絡をしてきて、変更希望をされていました。Mさんはヘルパーなり立てで、その方の今までの経験を知らずに訪問に入ることになりました。案の定、Mさんが買い物にいき、いつもと違う物を買ってきてしまい、Aさんはその場で注意されたそうです。しかし、Mさんはその注意をしっかり受け止め、サービス終了後に再度買い物に行かれ、元の商品を返品にわざわざ行かれました。その行動にAさんも感銘を受けたそうで、気に食わない行動が時々はあり、Mさんは注意を受けることがあるそうですが、担当者の変更希望はされていないとのことです。事務所も今まで散々電話がかかってきており、正直困惑されていたそうですが、今回の件によりAさんからはほとんど連絡がなくなったそうです。一つの行動でトラブル回避となったそうです。
対応者の中での対応
新人のMさんは自分のしてしまったことにすごく反省されたそうですが、利用者第一にサービス関係無しで行動されたのは、一人のスタッフとして尊敬に値すると思います。経験年数が重なると時間に追われそのような事を後回しにしてしまう事があるので、話を聞き改めて自分も対応の仕方を見直そうと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回の件はMさんの行動でAさんが落ち着かれたのですが、まずはその方がどのような行動に対して不満があるのかをしっかり評価しないといけないと思います。その方の日中の行動パターンや、生活様式を理解した上でサービスに介入し、相手の方のニーズに即した介入が大事だと思われます。人間ミスはあるのが当たり前だと思いますが、今まであったミスをどのような経緯で人的または物的なミスがあったのかを事務所としてしっかり捉え、どのようなケースにおいても評価をしっかりしていく必要があると思われます。
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