介護施設の事例
施設名: 小規模多機能型居宅介護
小規模多機能型居宅介護介護職員認知症
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅳ
性別 男性
トラブルが起きた背景
ご利用者様は重度の認知症の方で、目は僅かにしか見えず耳もほぼ聞こえておられない方です。ADLはほぼ自立で、手で触ってもらいながら食事やトイレ誘導、入浴介助など行っています。うまく伝わらないときは激怒されたりもありますが基本的には穏やかな方です。いつものように入浴介助で洗体を行ったあと湯船に浸かられるのですが、その後待っていても声をかけても湯船から上がってくれる気配がありません。湯船につかっている途中で、お風呂に入っていることもわからなくなられたようです。長時間湯船につかるのも危険と判断し、上がっていただくように手を添えたりもしましたが理解していただけず、頑なに座り込むような形になりました。浴槽の縁に手を添えていただいたり、浴槽の中にシャワーチェアを入れて座ってもらいながら徐々に立ち上がる姿勢になっていただき、ようやく湯船から上がっていただき無事に入浴介助を終えることができました。
対応者の中での対応
とっさの判断ではありましたが、少しずつ立つという行動に移せるようにシャワーチェアを湯船に入れ、椅子に座る、立つという一連の流れを組み立てることができ、浴槽から出ていただくことにつながったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のこの対応で、うまく浴槽からあがっていただくことができましたが、認知症であるが故、同じ対応がうまくつながるかはわかりませんが、人の立つまでの行動を理解することで、同じような場面にあたっても対応は可能になると思います。床に座り込まれた場合にも体の動きを理解すると対応ができると思います。もし、他のスタッフが同じような場面に遭遇したときでも、立ち上がりのメカニズムや可動域、またスタッフの介助量を減らすためのボディメカニクスを活用することで、お互いに楽な立ち上がりや介助を行うことができると思います。身体介護に対しての技術の研修を行い、スキルアップを目指すと良いと思います。
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