介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護助手・介護補助なし

対応者

対応者

対応者 介護助手・介護補助/女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 わからない

性別 男性

トラブルが起きた背景

Aさんは特に認知もなく、ご自分で杖をついて歩くことができ、食前の糖尿病のインスリンの注射も他の利用者さんが見えないところで打つ配慮もできる利用者さんでした。ある日いつものようにご自身で杖をついてお手洗いに行き、その帰りにバランスを崩して転倒してしまいました。とても痛がっていて足が腫れていた為、救急車を呼び病院に行きました。医師の診断の結果、大腿骨骨折とのことでした。まだ手術できる体力があったそうで、手術することになりました。手術は無事成功して入院をしている間に、手術でできた血栓が他のところに詰まってしまい、突然亡くなってしまいました。職員がAさんをしっかり見守りしていれば転倒することもなく手術もすることもなかったと、ご家族から電話がかかってきました。幸い裁判沙汰にはなりませんでしたが、これからはこのようなことが二度と起きないように、見守りを徹底していこうと話し合っています。

対応者の中での対応

Aさんはしっかりしてらっしゃるから大丈夫と、油断していたのが今回の事に繋がったと思っています。どんなにしっかりしていてもいつバランスを崩してしまうか分からないので、しっかり見守りしておくべきだったと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

デイサービスの職員だけではなく、介護職に携わるすべての方に言える事ですが、油断をせず、あの人はしっかりしているから一人で大丈夫と自分で決めては絶対にだめです。その過信が大きな事故につながると思います。一人だけではなく、そこに勤務しているすべての職員が同じ認識を持って業務に取り組むことが事故を防ぐことだと思います。人相手の仕事で大変なこともたくさんあると思いますが、利用者さんにとって楽しい時間になるように一緒に頑張りましょう。

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