介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅱb
性別 男性
トラブルが起きた背景
私が当時勤務していたデイサービスにTさんが通うようになったのは、私がデイサービスに就業して約1年後のことでした。それまでは男性の利用者はいるにしても特にセクハラ行為を受けることはありませんでした。しかしTさんは当時まだ70代後半と利用者の中では比較的若い方であり、利用し始めてすぐに他のスタッフに対して胸を触るなどのセクハラ行為をしており問題視されていたことから過去に別の職場でセクハラ行為やわいせつ未遂を経験した私も警戒していました。そしてある日、自分が仕事休みだった時に突然インターホンがなり、外を見ると何とTさんがいたのです。Tさんは実は私の自宅から数百メートル先に住んでいたのです。私はTさんが近所に住んでいることをTさんに対して一切言わなかったのですが、Tさんがデイサービスから帰宅する時偶然私が自宅から出てくるところを見つけて自宅をある程度把握したということで訪問してきたとのことです。Tさんは自宅で育てている野菜があるので持ってきたと言い、置いて帰りました。その時にTさんにはスタッフが利用者から物を受け取ることは禁止されていると伝えたら、それ以降は物を持ってくることはなかったものの、デイサービスが休みの日には必ずといっていいほど訪問してきました。Tさんは一旦話をするとマシンガンのように話し続ける人だったので正直迷惑で、居留守を使うようになりました。時には窓から家の中を覗き込むようなこともあったらしく、近隣の人が心配していました。Tさんは完全に私に対してストーカー行為をするようになっていました。さすがにこちらも精神的に参ってしまったので、デイサービスの責任者に相談してケアマネージャーから注意をしてもらうとともに家族に対しても連絡をしました。Tさんの家族は大変申し訳なかったと謝罪し、Tさんに対しては二度とそのようなことをしないよう伝えたのかそれ以降は自宅に来るようなことはありませんでした。Tさんは他の人の注意や忠告はしっかり聞いたのですが、私が迷惑なのでやめてくださいと言っても言うことは聞かず来訪し続けました。私のことを下に見ていたのでしょう。なのでこのような場合には権威のある人に対処してもらうのが一番だと思いました。
対応者の中での対応
最初にTさんが自宅にやってきた段階で報告する必要があったと思いました。Tさん自体はセクハラ行為はあるものの、話し好きで穏やかな人であったことからこちらも油断をしてしまったのだと思い反省しました。今後同じことがあればすぐに上司に報告しようと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Tさんに限らず特に男性利用者はデイサービスにいる女性スタッフに対してはセクハラ行為は少なくないものです。軽度のものであれば見逃して次からセクハラされないように警戒しておけばいいのですが、自宅まで来るといったストーカー行為をするようになれば事態は深刻になっているということになります。またストーカー行為で長い距離を歩いたり自転車に乗ったりする行為自体危険を伴い、何かしらの事故に巻き込まれたら責任を負うリスクもあります。なのでストーカー行為を受けた時点ですぐに上司や責任者に報告し、情報を他の職員と共有しなければいけないと思いました。
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